アヴェ・マリア
服部隆之氏の作曲から良く知られたシューベルトやバッハなどの
タイトルどおり様々な作曲家のアヴェマリアを歌っています。
アヴェマリアということもあり彼女の良さである自然で柔らかい高音が生きていて
アルバム「ピエ・イエス~祈りを込めて」とは又違った
女性らしい母らしい優しい雰囲気に仕上がっています
少し雰囲気は変わりますが最後に「坂の上の雲」のテーマ曲Stand Alone (日本語)
を聴いて改めて他の歌手と違うところは控えめで語る歌声だなぁと・・・
元々クラシックは好きでも歌唱技術ばかりが目立ちがちなソプラノの金きり声の
オペラや声楽曲はあまり好きではなかった私ですが、
彼女の場合歌唱技術があるもののこれ見よがしに歌わないので非常に心地良く聞けるのです。
好みの問題かもしれませんがクラシックになじみのない人にもお勧めできると思います
ちなみに生のリサイタルも聞いた事ありますがCDと変わりなく
歌唱レベルはさすがドミンゴや小澤征爾が認めるだけのものがありますよ
良い一枚です
ベスト・スピリチュアル100
中世やルネサンス時代からの選曲もあるのでマイナーすぎと思われるかもしれませんが
当時の代表曲ばかりですので捨て曲無し。「素晴らしい」の一言に尽きます。
私は毎晩寝る前に聴いてましたが、本当に心が洗われました。
純日本家屋の和室にコタツだろうが、目を瞑ればいいのです(笑)。
すぐにマリア像や天使の絵画が浮かんできます。
各社から溢れる程のベスト100シリーズが出ている中、
このカテゴリを取り上げてくれたのはEMIだけだと思います。
21世紀に、ここまで豊富な古い宗教曲が聴けるなんて奇跡に近い。
100曲の中から敢えてベスト1を選ばせて頂くと、
メンデルスゾーンの『谷川の流れに鹿が集うがごとく』でしょうか。
まさにギムナジウムに集う少年たちの静謐で繊細で透明な世界。
このCDをBGMに竹宮恵子さんや萩尾望都さんの作品を読むと泣けます。
ケルビーニ:レクイエム ハ短調
ベートーベンをして、参考にしたい曲と言わしめたのこレクィエムは、独奏者のいない合唱だけで、古い様式で作られておりオペラ作家の作とは思えないくらい清楚な美しい曲である。このCDも廉価版なのに十分聞くに堪える演奏である。
ベスト・マリア・カラス100
私はいわゆるオ−ディオマニアですが、音楽好きが高じてマニアになったわけで
カラスの歌声を聴くと、音なんてどうでも良くなります。
3000円ととても手軽に買える値段です。
特にクラシック初心者には是非とも聴いてほしいです。