It Comes Alive (Maid In Switzerland) - 2CD+DVD digipak (NTSC : Region Code 0)
こんなにすばらしいバンドが30年も前から存在していることを知らない人がかわいそうなくらいすばらしい曲をやるバンドです。メロディーの美しさとへヴィー/スピードはいうこと無し。このライブはオリジナルに忠実に演奏されておりファンには嬉しいしダイナミズムが加わってスケールもUp。聴くたびに幸せです。
またキーボードが絶妙な絡みで曲に潤いを与えていると思います。このスタイルを続けてほしいです。このアルバムを多くの人に聴いてもらいたいです。
イット・カムズ・アライヴ~メイド・イン・スイス(DVD付)
95年の「SCREAMIN' LIVE」03年の「ALIVE AT LEAST」に続くPRETTY MAIDS3作目となるライヴアルバム。今回は初となる2枚組、そしてオフィシャルではこちらも初となるライヴ映像を収録したDVD付の豪華盤。(バンド結成30周年を記念した作品でもある)
ファンは何と言ってもDVDが気になると思われるが・・・うーん、新メンバーの3人を除くとロニーもケンも年を取りましたね。「SCREAM」アルバムのブックレット裏面なんかと比べると月日が経ったんだなぁと改めて実感します。特にケン、他のレビュアーさんも書いてあるように、これではバナナマンの日村にしか見えない。(笑)年は食っても、その歌いっぷり、そしてフロントマンとして流石の存在感を示すロニーに比べると、あまりの変貌ぶりにケンにカメラが切り替わる度に笑みがこぼれます。(ゴメンナサイ。でも決して馬鹿にしている訳ではありませんので!)
閑話休題。肝心の内容であるが、1st「RED,HOT AND HEAVY」から現時点での最新作「PANDEMONIUM」まで各アルバムから新旧取り混ぜバランス良く演ってます。CDの方にはボートラとして「Spooked」を収録してあるので、1曲も演奏されなかった(収録されなかった?)アルバムは02年の「PLANET PANIC」だけかな?
歴史のあるバンドなので、この曲演るんだったらあの曲を!とかどうしてあの曲が入っていないんだ?という意見は避けて通れない道だとは思いますが(かくいう筆者もAttentionやWhen It All Comes Downも演ってほしかったとかあるけど)3rdアルバム収録の隠れた名曲「Rodeo」を演っていたり、映像を見る限りでは「Please〜」は日本に比べ観客が普通の反応でそれが逆に興味深かったりといろいろな発見があるライヴアルバムです。(新ベーシストのレニー・シェイズはモトリーのニッキーから影響を受けているようなバッドボーイズ風のステージングがGood!)
映像で楽しむも良し!音だけで楽しむも良し!(ケンの変貌ぶりがショックな方は特に/笑)という、ファンであれば必携・必聴の作品でしょう。
最後に某誌のレビューにて60点が付けられていましたが、その理由として値段が高い云々というのはあんまりだと思いました。(音質が悪いとか画像がブート並みとかいったものならともかく)
メイズファンの皆さんは安心して買ってください!
Red, Hot and Heavy
1〜2の流れは歴史的に有名。それはともかく、実は当時のレコードでいうA面B面の3曲目にならではの哀愁ただようメロディアスチューンが入っています。この2曲は、当時形容詞として他のバンドの曲を紹介するのにPMっぽい曲などと表現されていたほど突き抜けています。個人的にもこの2曲はいまだに胸を締めつられそうなくらい熱く切ないメロディアスチューンです。
Pretty Maids All in a Row [DVD] [Import]
邦題『課外教授』。1971年米MGM提供作品(同年国内公開)。カラー・ビスタサイズ。上映時間92分。
『危険な関係』『血とバラ』『戦士の休息』等で耽美派の名をほしいままにしたフランスの鬼才・ドンファン監督のロジェ・ヴァディムがSF巨編の『バーバレラ』に続いてハリウッド資本で作った、知る人ぞ知るSEX犯罪ブラックコメディの隠れた傑作。
ロック・ハドソンが高校の課外指導員を務める米国の地方都市の高校で美女学生ばかりを狙った殺人事件が次々起きる。刑事役が「刑事コジャック」からそのまま抜け出てきたようなテリー・サヴァラス。ほかにハドソンの同僚で女刑事ペパーで日本のお茶の間でもお馴染みとなった(山東昭子さんが吹き替えをしてはまり役となった)アンジー・ディッキンソンも登場する。
この風変わりなテイストの映画は当時は、ほかにはほとんど存在しなかった。アルトマンの『BIRD★SHT』にやや近いテイストがあるといえるかも知れないが、それよりもっと通俗的で、ひねくれた感じがするところが大好きな理由だ。
前述のような日本のお茶の間関係での人気俳優が多数登場するためか、この世界的にも不入りとなった本作は約30年前に民放キー局の深夜枠で日本でも吹き替え版が電波に乗ったことがある。小子はその際に本作を見ることができた。懐かしいので本DVDも購入、本日到着。小ロット生産のDVD−R仕様。リージョナルコードの表示はない。字幕は一切なし。ビスタのスクイーズ収録でハイデフかと見間違うほどの高画質商品だ。
ちなみにツタヤ代官山店で始まったDVDオン・デマンド・アーカイブのコレクションに早くも本作がラインアップされていたのを本日発見。ところが、ツタヤのオン・デマンドDVDはほとんどがスタンダード・サイズ。つまりマスターが本国のものではなく、日本でTV放映かVHSで出たものをそのままDVD化しているようだ。画質は望むべくもない、と注意喚起しておく。