限界集落温泉 2巻 (ビームコミックス)
経営の傾いた温泉宿の再起を題材にした
本作品も2巻目になりました。
後半では新しい登場人物が今後の展開を
期待させます。
物語の中のお金にまつわる展開は同著者の
「銭」に通じるものがあります。
「銭」を楽しめた方にもオススメします。
コミック 銭 1巻 (Beam comix)
マンガ 物理に強くなる (ブルーバックス)
漫画を通して高校物理の一部の分野を学べる本です。
解説される内容は、高校物理の力学分野の内、運動量、エネルギー、
円運動、単振動を除いた基礎的な部分だけです。得られる知識自体
は少ないのですが、物理を学ぶ上での大切なエッセンスが含まれている
ので、積み重ねを旨とする物理の学習においては非常に有効だと思います。
教科書ではあまり詳説されない「質量」の概念に拘った解説は好感が
持てました。
物理はイメージが大切なので、その雛形を学ぶにもいいでしょう。
前作の化学編同様、作画の方がちゃんと理解して描いているなあと
感じます。
僕と日本が震えた日 (リュウコミックス)
震災関連の本は読んだことがありませんが、みそさんが書かれたので読んでみました。
・東京から一番近い被災地・浦安の液状化の真面目なルポ
・震災による出版社の被害から明らかになったサバイバルな出版事情
・放射線の正しい計り方
これらは自分にとって真新しい情報でした。
特に放射線線量の計測器が市場に出回っていて、物理を専門としていない人でも入手できますが信用できるのかいろいろ不安がありましたが解消されました。
「復旧でなく復興」といわれていますが、現地の方々は「復旧」を願っているのを知り、復興と聞くたびに、思いにとめておきたい。
コミック 銭 1巻 (Beam comix)
著者はファミ通で緻密な取材漫画を連載していた経歴がある。制作メーカーの事情に切り込んだ内容であったので社会見学をさせてもらってるような気持ちで毎回楽しみにしていた。さて、この作品だが、やはり社会の内情にしっかり切り込み、銭事情をうまく描いている。またストーリー漫画としても十分読めると思う。絵がごちゃごちゃして見辛いことがたまにあるが、著者の他の作品が好きならば絶対読むべき。
マンガ 化学式に強くなる (ブルーバックス)
化学の基礎のモルがしつこく解説されています。マンガで描かれて良かったと感じた点は、何度も読み返すことが苦痛にならないことです。もちろん、マンガであるために一つの解説に多くのページを使わざるを得ないので冗長になってはいます。が、返ってそれが何度も読み返す苦痛を軽減してくれています。それと、マンガであるにもかかわらず巻末にちゃんとした用語の索引がついているので親切です。