春を抱いていた 6 (スーパービーボーイコミックス)
出会ったころはあれほど反発しあっていた二人が、この巻でとうとう、
名実ともに夫婦になります・・・。
結婚式をアメリカで挙げるんですね。
誓いの言葉とキスのシーンでは、もう、ただただ感動です。
また、この巻から、岩城さんが香藤に対して愛情表現を素直にすること
に抵抗を感じなくなってきたようで、お互いが愛し愛されという状態。
戸籍上は夫婦でなくても、身も心もすっかり夫婦な二人のラブラブ生活
は、波乱に満ちながらも、まだまだ続いていきます。
権力の花 (SHYノベルス136)
主人公の蔵持検事は、子供時代に冷淡に扱われ、それゆえ父親に対してねじれた思慕を持っています。
このことが、物語の大きな流れの背景にもあります。
でも、それと同時に物語を面白くしているのは
この美貌のツンツンな検事さんはいつもポケットに甘いお菓子を持ち歩いているところです。
糖尿病で、何時、昏倒するか知れず、おびえているのですが
甘いムードが一切ない冷徹な主人公が実はいつも甘味を手放せないというのが、
彼の属性として行動を面白くしています。
それに身も心も繰り返し無残に引き裂かれながら、そのたびにちゃんと立ち上がってくる強さがイイ!
ある政治的な陰謀に加担するように強要され、隠されていた反発心が発揮されます。
そして改めて自分の職務と向き合うのです。
すましたお姫様みたいでありながら、気骨があって、諦めない粘着質なのです。
同時に脆いところもあって、そこは必死に隠そうとしてる。
本人は隠せていると思っているけれど
彼を思ってくれている身近な人たちにはバレバレなんです。いじらしいです。
一方、攻の陣内は、重い陰謀物に軽妙な台詞や強引な行動で登場。
一見、直球勝負のお気楽な男なのに、肝心な点では黙って蔵持検事をサポートしてる、なんか頼りになりそう、
と思わせる安定感ある人なのでした。
でも、検事さん、なかなか陣内を頼らないんですよね。
そして意外と陣内の軽口は聞き流せず、ムキになっていちいちツッこんでます。
その毒舌がまたどこか可笑しみがあって、ただのクールビューティーじゃないのでタイクツしません。
Kiss of Fire
タイトル通りです。
むしろ、日本語版は、
ヤフオクでもアマゾンさん(中古本)でも、
定価よりかなり高額になっています。
ですが、こちら(洋書)の方が、
値段は定価でいいし、
お得感があります!!
私は、保存用にもう1冊、
アマゾンさんで新品を予約しました。(^^)
春を抱いていた 12 (スーパービーボーイコミックス)
春抱きは一巻からストーリーに溶け込めるお話でした。
12巻は精神的に強くなった岩城さんといろいろな面で叩かれ強くなっていく加藤君のお話でした。
読んでいて自分自身にも問いかけてくる感動できるお話でした。
涙が出るほど感動するシーンもあります。
書き下ろしもあってよかったです。
次も気になります。