サブウェイ・パニック [DVD]
70年代はパニック映画のブームで、「大空港」「ポセイドン・アドベンチャー」「タワーリング・インフェルノ」などオールスター・キャストによる大作が大ヒットしていましたが、それらの作品群とは対照的に「ジャガーノート」やこの「サブウェイ・パニック」などのサスペンス色の濃い佳作も多く作られて、面白さは大作パニック映画に負けていなかった。
この「サブウェイ・パニック」にはスーパースターは出ていませんが、それぞれ個性的な俳優が出演していて、彼らの個性のぶつかり合いが面白かった。仏頂面でかったるそうなウォルター・マッソーは、普通だったら主役は張れないけれど、この頃のマッソーは「突破口!」「マシンガン・パニック」などのアクションやサスペンスによく出演していて、むしろあの顔と映画の内容のミスマッチが面白かった。犯人役のロバート・ショウも「スティング」「ジョーズ」に出ていた絶頂期で、この後は「ブラック・サンデー」で主役を務めるまでになる。両名優+マーティン・バルサムの演技合戦で魅せる一種のサスペンス映画(当時はパニック映画として宣伝されていた)だが、マッソーの怪演もあってなんとなくユーモラスな雰囲気もあります。
この作品、好きな人は本当に好きですが、今の若い人たちには、3人の名優(全員すでに亡くなっている)の名前はピンと来ないかも。
今年、トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタ共演でリメイクが公開されるのも楽しみ。
サブウェイ【字幕版】 [VHS]
今やすっかりバカ映画をフランスから量産するプロデューサーとしてこの当時の鬼才ベッソンファンを呆れさせているベッソンですが、本作はデビュー2作目で一作目の最後の戦いがモノクロでセリフなしの反実験映画だったこと踏まえるとこれが実質的な商業ベースでの初作と言えるだろう。ジャケ写とかの印象ではSF色が強いのかと思えるが、実際は現代のフランスを舞台にしたサスペンス風アクション映画となっている。ブルーを基調とした映像でパリの地下鉄を映し出すカッコよさは80年代のベッソンならではである。盟友エリックセラの音楽も映像とマッチしていてカッコ良い。まあ当時流行ったMTV的演出が堪能できる。ストーリー自体はフランス映画らしいまどっろこしさがぬぐえておらず、意外と退屈だが、映像だけは魅力的だ。
SUBWAY EXPRESS LIVE IN BUDOKAN [DVD]
まさしく、矢沢永吉の男らしさや、カッコよさが凝縮された作品。
「夜間飛行」のイントロから入っていく楽曲には心酔するしかありません。
特に、「テイク・イット・タイム」の時の遠くから迫るようなギターサウンド
は圧巻の一言。一番のお気に入りは「黒く塗りつぶせ」のサウンドが、
過去より、強調されている所で、昔より重厚なエイチャンの声にあっています。
サブウェイ123 激突 (小学館文庫)
デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタ共演のサスペンスアクション映画という観る前から面白くないわけがないとわかる超期待作映画「サブウェイ123激突」の原作本ということで9/4までまつことが出来なくて購入しました。恐らく読んだ感じ今度の映画とはかなり雰囲気が変わっていると思いましたが、かなり楽しく読むことができたと思います。ストーリーのテンポがよく、全ての場面が山場って感じで、最初から最後までまったく飽きずに読むことができるし、細部のディテールや各キャラクターの心理描写は過去の回想シーンをふまえて丁寧に表現してあるため、誰でも物語の世界につかり安いと思います。ただやっぱり皆さんに言いたいのは、ターミネーター4の原作本の時にもいったのですが、雰囲気が違うとはいえ、やはり映画を見てから読んだ方がより映画を楽しめると思います。とくに本作は最後に少しサプライズがあるため是非映画を見てから読んでください。でも本書だけでも十分楽しめると思いますよ!読んでみる価値はありです!