ホラーエクスタシー 2 (ダイヤモンドコミックス)
前作はヴァンパイヤ特集、今回は童話特集となり、ぶんか社の月刊誌「まんがグリム童話」と同様のコンセプトになってしまいました。作家も昔の同誌や「ホラーM」の懐かしい名前が見受けられます。
前作から引き続き登場の御茶漬海苔さん、犬木加奈子さん、千之ナイフさん、ペルソナさん、坐麿屋ミロさん、たみさん、昇龍亭圓楽さんそして4コマ漫画の佐藤さくらさんに今回は稲垣みさおさん、松川郁さん、そして奇想漫画家の駕籠真太郎さん、新鋭の徳山明人さんを加えた陣営です。
ネームバリューの有る作家さん達の作品が有る程度予想された内容が多かったのに比べ、たみさんの「薬用人魚姫」が借金で首が廻らなくなったホスト達を餌とし、政財界VIP向けの長命食材として養殖されている人魚の設定と柔らか味の有るキャラクターデザイン等含めて良く出来ており気に入りました。
お目当ての問題作家駕籠真太郎さん作品はグリム童話「小人の靴屋」の翻案物で、小人のマシンの様な邪悪振りよりも女たらしで怠惰な靴屋がシリアルキラーと化していく様の方が怖い佳品でした。
連続掲載陣では千之ナイフさんと佐藤さくらさんは設定を継続していますが、後は完全に書き下ろしです。
前巻より、エロティックさと恐怖の融合度は下がって来た気が致します。今後の方向性に期待です。
姫 第2巻 妄想の女 [DVD]
仮面ライダー555で共演した栗原瞳、加藤美佳がそれぞれ奇妙なキャラクターの女性役を演じる。2人のファンの方は必見。555で見せた演技とは違うまた別の一面を見ることができる。メイキング映像もついているので素顔の彼女達の様子も伺える。
ホラーエクスタシー 1 (ガールズポップコレクション)
一編を除き、全て吸血鬼括りのアンソロジーです。
元々ホラー系の味付けが強いエロチック作品を多く描いておられる大ベテラン千之ナイフさんをはじめとして、紫川弓夜さん、ぺるそなさん、やまのべきったさん、榎本由美さん、こうたろうさんらが華麗な筆致で恐怖と官能の世界を描いておられます。
さらに御茶漬海苔さん、犬木加奈子さん、個性派の坐麿屋(ざまや)ミロさん等、ホラー漫画ファンには嬉しい作家も名を連ねています。
成年向け漫画で有名な松文館らしくかなり過激な性的描写が見られますが、元来性的な隠喩が強い吸血鬼なので、ホラー漫画系の巨匠達以上にエロチックな漫画で名を馳せた作家の方が健闘している様です。
犬木加奈子さんだけは吸血鬼とは違う題材で描いておられました。なぜでしょうか。気になります。
少々方向性を模索している感じは御座いますが、ホラー漫画ファンの方は是非ともチェックして頂きたいと思います。
SIMPLE1500シリーズ Vol.74 THE ホラーミステリー ~惨劇館 ケビン伯爵の復活~
同氏の代表作でもある短編集の「惨劇館」。
その中でも根強い人気シリーズである「ケビン伯爵の惨劇」をベースに展開するオリジナルストーリー。
姫 (一人の少女の物語) [DVD]
嬢王やお水の花道など水商売に生きる女性を描いた作品は結構あると思います。
その中でこの作品は?と問われると、ストーリーは特筆すべき点は見当たらないが
一連の作品に共通して音楽と映像のマッチングが素晴らしい。
そこに作り出される空気感は良い雰囲気を醸し出してる。
本木美沙の演技が他作品に比べてしっかりできてるように思う。
役柄のせいか、衣装なのか、いつもよりもセクシーな雰囲気が漂う。
ファンなら買うべし!