大いなる眠り [VHS]
ハンフリーボガードの『三つ数えろ』の原題をみてビックリ。ビッグスリープではないか。ストーリーも同じタッチも似ている。ただ気になるのは、このロバートミッチャム版の、富豪の二人の娘のキャラがいまいち探偵物としてふさわしくなく、ハンフリーボガード版のようにもっと秘密めいたタッチが見ていて安心感があると思うのは私だけでしょうか
ハンフリーボガードの『三つ数えろ』の原題をみてビックリ。ビッグスリープではないか。ストーリーも同じタッチも似ている。ただ気になるのは、このロバートミッチャム版の、富豪の二人の娘のキャラがいまいち探偵物としてふさわしくなく、ハンフリーボガード版のようにもっと秘密めいたタッチが見ていて安心感があると思うのは私だけでしょうか
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)
久しぶりに読み直してみて、このマーロウシリーズの第一作には、中編でありながら、チャンドラーの長所も短所もすべてが詰まっていると感じた。
長所は、読中の何とも気持ちのよい雰囲気であり、読後のやるせないような思いである。これをリリシズムとかカタルシスとかいう言い方で表すのがハードボイルドの世界では一般になっているが、そのどちらも十分に堪能することができる。勿論、名作「長いお別れ」とは比べるべくもないが。
短所はやはりプロットが単調なことと事件性の弱さか。チャンドラーの作品はマーロウの格好よさが際立っており、彼が遭遇する人物達も造詣豊かで心に残るのだが、骨格になる事件が漠然としているために、何が事件だったか、印象に残らないのだ。そのため、読んで暫くすると、筋がさっぱり思い出せない。だから、何度読み返しても、その度に新鮮な感動を味わえるのだが。
長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))
たぶん今回3回目くらいになりますが再読してまたしても感銘を受けました.チャンドリアンにはたまらない一冊.ギムレットを飲みたいと思わせてくれた一冊でもあります.日本語で読んで英語で読むとまたさらに味わい深いです.ハードボイルドを文学研究の対象にさせたともいえる大作.
バッハ:マタイ受難曲(抜粋)
マタイ受難曲は全曲だとCD三枚組みで3時間以上と長大な曲なので聴くのも大変なので抜粋版を購入しました。とても良い曲ですね。受難曲と言うと恐いイメージがしましたが全く逆で哀しい感じで気持ちよく聞けました。全曲が欲しい気もします.