タイフーン [DVD]
南北分断、脱北者などお馴染のテーマに加え
核拡散の懸念、東南アジアの海賊など国際的な題材がてんこ盛りです。
しかし400万人以上の観客を動員しても損益分岐点を越えられなかったほどの
巨額の製作費をかけた割に、印象が薄いのは何故でしょう。
欲張り過ぎたと申しますか、
おいしい素材をうまく生かしきっていないと申しますか、
例えて言えば「ドクトルジバコ」「アラビアのロレンス」「風と共に去りぬ」を
2時間に編集して見せられた気分でした。
姉弟の愛や、カン大尉の過剰なまでの祖国愛が生まれる背景は描かれていましたが、
ならず者集団である海賊たちが何故シンに心酔し、命を投げ打ったのかなど
随所に説明不足の感が否めませんでした。
極端に言えば、姉チェ・ミョンジュは必要だったのでしょうか?
いっそ少年ミョンシンを逃がすため、苦労の揚げ句亡くなったという設定ならば、
シンの復讐する動機が一層鮮明になり、感情移入し易かったのではないでしょうか。
(もっともそれじゃブラザーフッドと同じになってしまいますが)
演技が一番良かったのがイ・ミヨンさんだったのが皮肉です。
クァク・キョンテク監督は釜山訛り溢れた素朴な映画が似合います。
そうそう、釜山にロシアタウンがあるのには驚きました。
ブライティス
面白い。
ほとんど無名のこのゲーム、クソゲーかと思ったら、よくできている。
アクションのテンポが妙に速いし、ラストステージをクリアするのに三時間ほどかかったのはシカトしても、よくできている。
アクションゲームが得意で好きだ!というなら買ったらどうだろう?