ex:ride ride.002 クラッシック自転車 メタリックイエロー
figma対応の乗り物フィギュア、
クラシック自転車のメタリックイエローです。
クラシックと名の付くとおり、普通のママチャリとは異なり
前輪よりも後輪が小さいクラシックスタイルの自転車です。
塗装の精度については個体差があるとは思いますが、
僕が手にした物についてはおおよそ気が付くほどの塗料のとびなども無く
ボディのメタリックも絶妙に高級感の無い
アルミかスチールっぽい安っぽさが出ていて良い感じだと思います。
前輪とハンドルは連動して動きますが、ペダルと車輪は連動しておらず、
チェーンのような物も無いので同スケール帯の自転車の模型と比べると
幾分チープな出来ですが、言うほどおもちゃっぽい雰囲気も無いので
figmaを乗せるためのアイテムであると考えれば妥当な出来です。
総評としては、やっぱり細い造形なので耐久性には心配があり、
figmaに自転車に乗った姿勢をとらせるのも結構手間ですが、
figmaを乗せることで、通学途中風の格好にしてみたり
クールな感じのキャラを乗せて庶民感丸出しにしてみたり(ゴルゴとか)と
遊びの幅が広がって楽しいです。
骸骨ビルの庭(上) (講談社文庫)
戦地から引き揚げてきて「骸骨ビル」と呼ばれるビルで捨て子たちを育て上げた若者二人のその後の話だ。
宮本が光を当てるのは、市井の人々たちだ。それも中流と下流といわれそうな生活ぶりの人たちばかりだ。しかし宮本の視線は優しく、憑かれたように懸命に生きる人たちを暖かく見守る。
骸骨ビルの住人たちを立ち退かせるために派遣された主人公ヤギショウは、職責を果たすのでもなく、ただ、住人たちの話を聞き、悠々自適な生活をする毎日だ。しかし住人たちは何を思ってか、次々とヤギショウに自分の過去を語り始める。
本作をミステリー仕立てに見せる女夏美が登場するが、本作は決して「夏美とヤギショウの間には何が起こったのか。夏美は骸骨ビルの住人たちと和解するのか」という謎を解読する物語ではない。
世の中から見捨てられたような人生を送ってきた住人たちが、ヤギショウなる人物の出現をきっかけに、新たな人生を生き始める物語なのだ。
550頁あまりの長さで語られる人と人との温かいふれあいの物語を読み進めるうちに、私たちは「救済された」ような気持ちになる。こういう濃厚な人と人との感情は、最近の私たちが最も触れにくいものになってしまっていることが哀しい。
骸骨ビルの庭(上)
骸骨ビルの庭(下)
我ら糖尿人、元気なのには理由(ワケ)がある。 ――現代病を治す糖質制限食
このご本は対談形式であるため、大変読みやすく、基礎知識のある方なら1時間もあれば読めてしまうかも知れません。だからと言って、内容が薄い訳では決してなく、むしろその逆であります。糖尿病だけでなく「心と食」「現代医療の問題点」「人の身体に本来ふさわしい食」などについて実に奥の深い内容に仕上がっております。
『賢位に居す』(けんいにこす)
宮本さんから出た仏教の言葉でございます。常識から離れる事が出来ない権威の高い方々。今の世の中に一杯でございます。それが誰とは申しませんが(笑)。一流作家は皮肉り方にも品が御座います(笑)。
「常識の壁」
こっちは江部先生のお言葉でございます。そして、これだけ間違っていると分かりながら、自分を否定できない、総括出来ない、自己批判出来ない方だらけであると、江部先生はきっぱりと批判されておられます。バチカンがきっちり自らを総括し、ガリレオの名誉を回復したのは彼の死後350年たった、1992年の事でございます。権威の高い方ほど、お時間が掛かるみたいでございます(笑)。
「久山町の悲劇」
これも江部先生の造語でございます。律儀に九大の先生の教えを守って、食事療法した福岡県久山町の町民は、男性の6割が糖尿ないしは予備軍になってしまった悪夢の事であります。ここで言う「食事療法」とは、もちろんカロリー制限食、糖質60%のものでございます。糖尿病学会のお墨付きの手法です。糖尿病を防ぐどころか、糖尿病を招く「死の食事療法」だったわけでございます。それが証明されてもなお「総括」出来ない偉い方々ばかりでございます。
「ケトン体」
宮本さんは全く知らない用語だったといいます。素人が知らないのは止むを得ないにしても、専門家たる医師がちゃんと知らない代表的な事項であると江部先生は指摘します。このケトン体が認知されないから、脳はグルコースしか利用できない、となるみたいです。ケトン体にちゃんと「市民権」を与えねばなりません。
「長期予後」
理解が高まっていながらも長期予後が分らないからまだ自分の患者には勧めにくいと言う医師。いつも出てくるのがこの「長期予後」であります。でも、「今、ここに有る危機」をほっておいて、30年後の事を先に考えるなんて、逆立ちもよい処。江部先生は「とんでもない」ときっぱりと切り捨てます。
結論です。
「我々人間はあまりに速く食生活を変え過ぎたのかもしれませんね。」(宮本)
現代病、穀物病の爆発を見れば、身体が追い付いていないのは明らかでございます。
さすれば、食を戻すしかありません。人の身体に本来ふさわしい食(糖質制限食)に。
もちろん、星は5つ。
皆様にお勧めできる作品です。
私たちが好きだったこと [DVD]
最初に原作を読みました。すごく切ない気分にさせてくれる良い作品でした。原作に惚れ込んで映画化した岸谷五朗の気持ちがよく分かります。ただ自分は原作がすごく良かったと感じたので、正直映画の方は・・・。
蛍川 [DVD]
実に暗く展開してく話ですが、人間の置かれた環境ってこんなようなものだと原作と映画を見て思いました。
順調から一転し終わった父親…少年の思春期…初恋…親友…最後はファンタジーな感じで終わりますけど、この映画はなんか心に引っかかります。映画の終わり方はこうしてくれて良かった。
映画の少年役の坂詰貴之君は僕と同じ年だから僕には余計に伝わりました。
「痛快あばれはっちゃく」も好演した彼ですが、この映画で真逆の少年役でも素晴らしい演技力を発揮しました。