ハネケンランド~羽田健太郎 その映像音楽の世界~
劇伴ファンには待望のハネケンさんの作品集。映画・ドラマ・アニメと多岐にわたるジャンルの曲が収録されている。初CD化された曲も多く、刑事ドラマファンにとっては「刑事物語’85」メインテーマが感涙モノではないだろうか。ワタシはこの曲だけで購入を決めた。
セーラが町にやってきた
この本を読んで、日本人が誇りとしていい文化(良さがわからなくなった)を心から大切にしてくれる稀有な女性を知った。何人かの友人に本書を送った。みんな「感銘を受けた!」。「じゃ、蔵部で食事して、セーラさんに会おうよ!」と。小布施の旅は楽しかった。セーラさんを受け入れ、活躍させる小布施の土地柄が素敵だ。すごく魅力的な街になっている(さらに良くなりつつある)。何と言っても、雰囲気のある蔵部での素晴らしい食事、樽仕込みの酒、最高でした。そして、セーラさんに会えた。「会えて嬉しい!」と握手できた(しばらく手を洗わなかった)。セーラさんには、千葉県にも来て欲しいですね(日本中の人が、自分の町にも来て欲しいのでは?)。小布施が羨ましい。
スペースコブラ・コンプリート・サウンドトラック
大野雄二さん&羽田健太郎さんのお二人が音楽に関わっているという、恵まれたアニメーションですね。
ライナーノーツにも書かれていますが、このお二人による音楽はいつものことながら、最上級・最高品質ともいえるくらい、演奏のクオリティは高いです。なので、アニメから離れて、個々の曲が独り歩きしても何ら問題はありません。
大野さんは主題歌の作・編曲のみですが、OPテーマは特にイントロからもう大野節全開!というくらい、高揚感ある金管の出だし&間奏。全体的には『ルパン三世』よりも『大追跡』や『大激闘マッドポリス'80』のテーマ曲に近い流れですかね。歌っている前野曜子さんは、ペドロ&ガブリシャスのヴォーカルでしたよね。
その大野さんによる主題歌を受け、羽田さんの劇中音楽も、メインはジャズ・フュージョンのスタイルですね。このあたり、統一感があり、作曲家が違えど、聴いていての違和感はありません。
羽田さんはジャズピアノのスタイルを大野さんに教わったり、大野さん作曲のCMソングでピアノを演奏したそうで、そうした二人の関係のいわばゴール地点が、この作品であると思います。
Natural Woman
SIDE A
1.YOU & I 日暮真三 作詞、滝沢洋一 作曲、新川博 編曲
2.Caledonia Love Day 伊達歩 作詞、滝沢洋一 作曲、難波弘之 編曲
3.Airport 4:30P.M. 竜真知子 作詞、滝沢洋一 作曲、難波弘之 編曲
4.サマーホテル 伊達歩 作詞、松岡直也 作曲、井上鑑 編曲
5.海辺のDecember 竜真知子 作詞、滝沢洋一・越智洋一郎 作曲、難波弘之 編曲
SIDE B
1.スカイレストラン 荒井由実 作詞、村井邦彦 作曲、難波弘之 編曲
2.ディナーが終わるまで 伊達歩 作詞、山本達彦 作曲、難波弘之 編曲
3.ムーンライト マジック "LES MEMORIRES D'UN CON"
Guy Marchand 作詞、嶺岸未来 訳詞、Henri Bratter 作曲、井上鑑 編曲
4.TOKYO City Nights 竜真知子 作詞、山崎修 作曲、井上鑑 編曲
5.Midnight Blue 竜真知子 作詞、井上鑑 作・編曲
林立夫、滝本李延、斉藤亮、正木五郎 drums
マイク・ダン、高水健司、鳴瀬喜博、萩原基文 bass
今剛、椎名和夫、斉藤英夫、Shoji Ichikawa、林仁 guitar
井上鑑、難波弘之、新川博 keyboard
斉藤ノブ、菅原裕紀 percussion
岡野等 flugelhorn
包国充 s.sax
相馬充 flute
中沢健次、Fumio Shoroyama、Takashi Kanazawa (trumpet)
三田治美、岡田澄夫 trombone
Tadaaki Ohno Group、Joe Katoh Group (strings)
Jake H. Conception (clarinet,a.& b.sax)
以上が発売当時のデーターでLPも当時買いました。
※
ALBUM2011/07/25Release
Natural Woman
TRACK LIST
1.You & I
2.Caledonia Love Day
3.Airport 4:30 P.M.
4.サマーホテル
5.海辺の December
6.スカイレストラン
7.ディナーが終るまで
8.ムーンライト マジック
“LES MEMOIRES D'UN CON”
9.Tokyo City Nights
10.Midnight Blue
【オリジナル】1981/12/25発売・AF-7090
以上がこのオンデマンドCDのデーターです。
ちょうどLPとCDが併売され始めたころの作品で
CD化を待っていましたが でたばかりのCDは
音質も悪く それまでのLPなどのCDの作り直しの
製品など周波数特性を16,000Hzでカットしているものも多く
アナログレコードのダイナミックレンジと比べても
話にならないくらい 音楽の生きが死んだ音になっていて
これを見る限り 時期尚早でアナログレコード用のマスタリングでは
当時の作り手の意見として 良い音のCD化が
難しいと考えたのかもしれません。
注文をいれたので 到着次第レビューを追記します。
しばらくお待ち下さい。