The Parkerilla
グレアム・パーカーの最高傑作である。ジャケットもイカシてるし、内容も申し分無し!アタマからケツまで金太郎飴のごとくバンドが突っ走る様は本当にカッコいい!パンクだ何だと言う必要も無い、R&Bへの愛に満ち溢れた一枚である。比べるとしたらJ・ガイルズのライブと同様の熱さかな?名盤だと思います。
Howlin Wind
グラハム・パーカーのデビュー・アルバム (76年)。個人的にはLive-Rainbow Music Hallがお奨めだが、歴史的名曲Don't Ask Me Questionsを含む傑作アルバム。様々なスタイルの曲で構成される本アルバムだが、レゲエの単調なリズムから始まるDon't Ask Me Questionsは他の曲とは作風も詩も異なり、レゲエでありながら、パンクである。この曲により、USではエルビス・コステロ及びブルース・スプリングティーンと比較される事が多く、パンク・ムーブメントの先駆者の1人としても紹介される事がある。今では癒しの音楽となった、レゲエだが、この当時は反社会的な音楽でもあり、グラハム・パーカーもボブ・マーリーを意識した作風に仕上げている。グラハム・パーカーの雄叫びを是非聞いてもらいたい。
Very New York! ~サイドウォーク・オブ・ニューヨーク & セックス・アンド・ザ・シティ シーズン4~ [DVD]
sex and the cityは最高。あんな仲間が欲しい、あんなふうに人生送ってみたい!といつも思う。
サイドウォークオブニューヨークは同じニューヨークが舞台でも全く違った感じで、見終わった後もあまりすっきりしない…。インタビュー形式で、それぞれのカップルの恋愛がとりあげられています。男女間の問題や、悩みには共感できる場面もあるが、ストーリー全体が優柔不断な感じでした。
ミーシャ・バートンの Sex in Ohio [DVD]
ミーシャファンは怒ることは間違いのない、彼女が脇役の映画です。勿論重要な役回りではありますが、間違いなく主演ではありません。しかしながら、私のような、特にミーシャファンではない人間からすると、かなり秀逸な大人の恋愛物語に思えました。大人の物語と言ったのは、このストーリーが純粋な恋愛物語ではないからです。運命的な出会いで出会った二人がいろいろあったけど最後は一緒になるというような話ではありません。物語は妻にオルガスムスを与えられない男とそれに答えるべくまずはおもちゃでイクことを覚えようとする妻。こう書くとかなり下品な感じがしますが、まあそうかもしれません。その先に待っていたのは夫婦円満ではなく、全く正反対の方向に・・・
ラストも一瞬「えっ、これで終わり?」と思いましたが、エンドロールを見ながら少し考えてみると、凄く納得がいきました。
そう、この物語は乳臭いティーンの話ではありません。この夫婦は二人とも自立した大人なのです。大人ゆえに落ちる恋の結末としてはこれも十分ありえるし、少なからず憧れも抱きます。自立した二人だけにセックスに対して貪欲であってもいいのではないか、或いはそこから本当の自分達の進むべきプライベートの道が見えてくる。という風な捕らえ方が出来ました。
内容は記しませんが、このラストを解らないと感じるだけか、ハッピーエンドと感じるか、或いはバッドエンドと感じるか、何も感じないか。様々だと思います。
この二人が再びヨリを戻すにせよ、離婚するにせよ、二人は笑顔で話し合える仲のままでいられる、そんな気がしました。
スクイージング・アウト・スパークス(スパーク!)(紙ジャケット仕様)
この4枚目でグラハム・パーカーというアーティストの
スタイルが完全に確立されたといえるのでは?
逆に言うとこれ以降の彼は自己模倣におちいり
伸びしろが無くなってしまった感があります。
それはさておいても素晴らしい出来。ルーモアの演奏も
グラハムの歌も熱い!贅肉をそぎ落としたシンプルな
演奏とリフ主体の生きのいいロックンロールが満載。
パブロックの最良の部分がみっちり詰め込まれた名盤。
フィールグッズよりもグラハムのほうを支持したいですね。