ST桃太郎伝説殺人ファイル (講談社ノベルス)
この人の小説は、これぞノベルス!って感じで、さっと読めて、
後味もスッキリ! それでいて、弱者だったり、冴えない中年オヤジだったり、
ヲタクだったりの、独特の視点で語られているので、結構、考えさせられるものもある。
今回は高田崇史氏のQEDばりに、歴史の裏側を語ります。
これは前回の『ST 為朝伝説殺人ファイル』からの傾向ですね。
今回は日本人なら誰もが知っている物語「桃太郎」。
しかしあの物語は朝廷側が自己正当化をするためのものであったことを
背景を明確に説明して証明している。
鬼におとしめられた現地の側からみたら、違う物語が見えてくる。
それは、岡山以外では誰も教えてくれないところまで匂わしている。
ぜひ読んで実際自分の頭で考えて欲しい。
桃太郎伝説
時代の流れを感じますね。
もしも87年に自分が小学生なら文句なしに楽しめたはずです。
しかしながら今の世代の自分がやるならしんどいです。
とことん日本風にこだわり昔話を詰め込んだというアイデアは
すごく面白いです。
だけど、少し遠くへいくと瞬殺されてしまう敵の理不尽な強さや
全体的なゲームバランスの悪さが残念です。
アイデアや和風にこだわった点はすばらしいの一言です。
桃太郎電鉄20周年 ハドソン・ザ・ベスト
桃鉄は初代を少しやって、懐かしくなったのでかいました。
大震災などでいくつかのゲームが販売中止になったこともあって、
買ってみようかなと。
地理の勉強に少しなるから何回かはやって損なしだと思います。
桃太郎と邪馬台国 (講談社現代新書)
みんなが知っているおとぎ話から日本古代史の謎にせまる、興味ある内容。時間を忘れて読み終えた。
桃太郎は吉備(岡山)のキャラクターになっているが、やはりそれなりの理由があったのだ。
桃太郎の従者が「犬、猿、雉」である意味も読み解く。
本書はほかに、「一寸法師」と住吉神話では、
住吉大社の秘密と、なぜ大阪に応仁陵と仁徳陵があるのか。
「浦島太郎」と卑弥呼の特使では、浦島太郎とはだれか。竜宮城はどこか。玉手箱とは何か。を解き明かす。
そして、魏志倭人伝に出てくる諸国と「邪馬台国」との関連。
古代史ファンにお奨めの1冊だ。続き→
http://beret-west.at.webry.info/200611/article_6.html
桃太郎はニートだった! 日本昔話は人生の大ヒント (講談社プラスアルファ新書)
考察が不十分かなと思うところもあったけれど、浅く広く、昔話の共通項を述べていたりする点など、この手の知識がない自分にはちょうど良かったとも思う。
入門書としておすすめです