人生で本当に大切なこと 壁にぶつかっている君たちへ (幻冬舎新書)
二人に共通するのは負けず嫌いなところと、自分に厳しいところ。
単著と違って対談本だと、相乗効果で話が盛り上がる。
ただし、事例はどうしても野球とサッカーになってしまうので、
スポーツをやらない人(特に女性?)には、ピンとこない部分が
あるかもしれない。
野球にときめいて―王貞治、半生を語る
ドラゴンズファンである。しかし、王選手だけは常に別格である。自身の素晴らしく、輝かしい記録や生き方をよくもこれだけ謙虚に書かれたものだと敬服せざるを得ない。野球の神様はやはりいらっしゃるのだと私も思う。これだけの方を日本の野球界に送ってくださったのだから。
王選手の現役時代の記憶は実はかなり後半になってから。小学生当時は、756本という中途半端な数字がなぜ、そんなに注目されるのかよくわからなかったが。当時は、試合数が何試合とかも知らなかったし、野球が仕事になることの大変さも全くわからなかったし。確かに、ホームラン30本で引退されたのはあまりにも惜しかったなと、今の感覚で言うとそう思う。868本のホームラン。1年40本としても20年以上、とよくファン同士語るのだが、「1年に40本っていう前提自体、すごいよね」とお互いに笑う。
監督としては、ジャイアンツよりもホークス、ソフトバンクでのイメージがすっかり板についている。あの「生卵事件」についてもふれ、「自分たちが勝てば、こんなことはされないんだ」と選手に語ったというくだり・・。読んでいて、涙が出そうでした。
WBCの初王者になったことでイチロー選手の素晴らしさを書いています。もし、この二人が選手で日本チームにいたら。もし、王さんが現役のときにメジャーに行けていたら。いや、もしもう3年、現役が続いていたら。いろいろなことを読みながら考えてしまいます。「持ってる」という一言で言うには、あまりに偉大な野球人。
自分は野球人ではありませんが、生き方や考え方は真似したくなる方です。
熱闘!日本シリーズ 1987 西武-巨人 [DVD]
桑田(巨人)・清原(西武)のKK対決が話題を呼んだシリーズ。篠塚・クロマティら3割打者を多く並べた巨人打線に、工藤・郭ら最強投手陣が望む。
江川の最後の登板に後楽園球場最後の試合と懐かしい場面も多く出てくる。西武が優勝を決めた試合での辻(西武)の奇跡の好走塁に清原の涙・・・
中畑・篠塚(巨人)らに石毛・秋山(西武)と役者が揃い踏みした最高の日本シリーズ!!!
世界のBIG1 王貞治メモリアルDVD
王選手の、何が凄いて、やはり打球の速度です、テレビ中継時、どこにホームランが入ったか分からず、スロー再生で入った位置を、確認したことを、覚えています。そして何より凄かったのは、小山、外木場など、逃げずに勝負しそれを、打ち返したことでしょう。失投ではなく勝負球、多々ホームランできた人は、王だけでしょう。
野球ソングス-大定番と貴重盤-
・・・よくもまぁ、これだけの古い音源を引っ張り出してきたものだ(呆)。
コロムビアのレーベル商品として別々のCDでしか聴けなかった曲を1枚で聴くことができるのは、さすがの(?)私も初めて聴いた曲が多いこともあり、それなりに新鮮な感動を覚える。
最新の音響技術を駆使し、致命的なノイズ等はある程度除去してあるのだろうが、それでも音が割れたり歪んだり、まったく響かない、情けない音色の演奏や歌が続く。だから、最新のステレオ録音の曲がかかると、目の前のモヤがパァッと晴れた感じになり、現代の我々はつくづく恵まれているナァ、などと妙な感想も抱いてしまう。
私はG党だが、他の球団を極端に敵視したり毛嫌いしたりする感情はない(つもり)。だから、広島東洋カープや中日ドラゴンズなどの曲が聴けることには、むしろヴァラエティに富み、メリハリが利いた面白味を感じる。
とくに、山本正之氏のファンということで買った『昇竜魂~ドラゴンズ70thメモリアルソングス~』に、レーベルの壁を超えることができず未収録に終わっていた舟木一夫『燃えよドラゴンズ! '99』が入っているのが、個人的には非常にポイントが高い。
また、ワセダの応援歌『紺碧の空』が、古関裕而のオリジナルイントロで演奏されている点も大いにプラス評価できる。
冒頭にも記したが、これまで別々の作品で聴けていた音源が少なからず重複している点で、積極的にお薦めするのには些かの躊躇を覚える。
『燃えドラ99』の存在などはドラキチ諸氏にとって間違いなく“買い”だろうが、これ1曲だけのために虎や鯉の歌が入ったこのCDを買って、とは、さすがにちょっと言いにくい。
総合判定は非常に微妙なところ。個人的には★5でもいいと思うが、ある程度の普遍性大衆性を考慮し、敢えて★4にさせていただく。