Gold Skool
久々にKUBOTA聴きました。やっぱりイイですね。
日本語で歌っても「和製」R&Bじゃなく,ネイティブR&B。今や世界のKUBOTAもOLD SKOOLなのかもしれませんが,KUBOTAワールドのルーツである70〜80年代はソウルの黄金期。だから「OLD」じゃなく「GOLD」なんでしょうね。
随所に70〜80年代ソウル/R&Bの香りが漂います。
レゲエ・フィルハーモニー・オーケストラみたいなストリングスをループした「Jungle Love」,何処となく郷愁を誘うメロディーで緩くスウィングする「Wednesday Lounge」と序盤からグイグイと押して・・・・ハイライトは中盤。緩やかに流れる「Winds」では,感傷的なサビが胸を打ち,ミステリアスでスタイリッシュな「Prisoner」では,ドラマテッィクな展開に思わず腰が浮きます。EXILEのATSUSHIとのデュエット「Golden Smile」では包み込むような優しさに心洗われ,「Gold Skool」では,アコースティック・ギターを基調とした緩やかでメロウな流れに身を委ねたくなります。
「Still In My Mind」は,郷愁を誘うメロディーとポジティヴな歌詞が印象的。井上陽水の「海へ来なさい」のカバーや,昔の曲名や歌詞を盛り込んだ「流れ星と恋の雨」なんてユニークなアイディアもあってニヤリとさせられます。もちろん「声にできない」の英語バージョンもGood!
やっぱり,KUBOTAって最高。再認識の1枚です。
〈COLEZO!〉ジャンスマポップ~シングル集~
ジャンスマポップ、前作の廉価版です。
「星の数ほど~訪れるめぐり合いのなかで~」
「かなわない恋だと知ってても~いつも一番近くで~君をみてた~」
どこかで聞いたことありませんか?これらの歌に何かを感じませんでしたか?そんな人、聞いてください!!!あなたの心にきっと響いてくれます!!!ストレートな感情とそれを何倍にも拡げる音が聞いた人を包み込んでくれます。
「片思い」「おなじ星」などが彼らの曲として代表されますが、「同級生」「抱きしめたい」などの曲も聞いてほしい。このシングル集はまさに彼らの歴史や思い出がたくさんつまっていると思います。
彼らは現在活動休止中ですが、ファンとしてはふたたび同じものを新しく、安い値段で出すことによって、ジャンスマのすばらしさを多くの人に改めて知っていただける機会ができたことがうれしいかぎりです。そしていつの日か活動再開の日が来ることを・・・。
Self Help
この本は、勤勉、努力、忍耐を説き、人格主義的な誠実さの重要さを強調しています。
この本が書かれた背景には、大英帝国を誇ったイギリスが豊かさ病にのために
国が停滞することを防ごうとしたことや、その日暮らしだった労働者に、もっと堅実なライフスタイルを薦める目的があったと聞きます。
まさに今のニートが増えた日本にはぴったりの本で、私も若者ですが多くの若い人に読んでほしい思います。
しかし、この本の精一杯の努力で豊かさを築こうという考え方は昨今のスローライフ思考から批判されるものでしょうが、私は自助論の考えの方がより身にしみます。
しかし、「人間の優劣を決める精一杯の努力」というのは、そうだったらいいと思いますが、一概に言いきれない部分もあり、今の時代はコミュニケーション力も大きな要因だと思います。
この本に書いていることは正しいと思いますが、私はそれがなかなかできなくて苦労しています。
林檎のためいき
1stからガラリと色を変えてきた2nd Album。
今まで描かれることが少なかった恋愛の重さ、その女心に焦点を当て、ざっくりと切り取った衝撃の一枚。
まずは、変わろうとする気持ちに力をくれる『小さな革命』。
そして、同じ時代に生まれ 巡り会えた幸せを、これ以上無いぐらいに伝えてくれる珠玉のラブソング 『おなじ星』。
ジャンスマの代表曲であるsingleの名曲が続く。
だが、このアルバムの真髄はこの先にある。
あまりに生々しい女心が 赤裸々に歌われる。
そのテーマの急変ぶりは、まるで 『今までのはマスメディア向けの宣伝。…この先 ついてこれる?』 そう言わんばかりだ。
『林檎』 『思春期』 …自覚の有る無しはあるにせよ、女心の中には恋、愛、命に対して、こんな葛藤が常にぐるぐると回っているのだと思い知らされる。
中でも 『キスしてあげる』 は特にエグい。
キスをしたくなった一瞬に思い浮かべることを、一曲をかけて事細かに語ってくれるのだが……あえて感想は言うまい。
これを怖いと思うか、幸せと思うかで恋愛感が分かる まさに踏み絵のような曲だ。
『猫とゴミ』『ただの私』は、生きてゆくうちに汚れてしまった心を、見つめなおさせてくれる。
『同級生』は脳裏に、揺れる車内の情景が浮かぶ名曲。
思い出、後悔、自責…決して歌詞に表せない感情が、短い一曲の中に凝集されている。このAlbumで一番のお気に入りだ。
1曲1曲の個性が立っていて、素晴らしい名盤になっているが、軽い歌を聞きなれた人には、この痛い歌詞は受け入れられないかもしれない。好みが分かれる1枚ではあると思う。
また、おすすめのではあるが、過去の恋愛を引きずっている人はちょっと……今は敬遠したほうがいいかもしれない。
次の恋愛に向かう力が芽生えてからでも、ぜひ聴いて欲しい。
抱きしめたい
JungleSmileといえば「同じ星」「白い恋人」などのヒットシングルや2edアルバム「林檎のため息」が知られていますが、この曲はJungleSmileの最高傑作といっても良いでしょう。(これからももっと良い曲を書いて欲しいけど・・・)歌詞の痛いほどのメッセージ、切ないメロディーを、サウンドが曲として暗くなりすぎないようにない様、うまく包んでいます。ちょっと褒めすぎかな・・・。
特に歌詞は、どんな人が聴いても、何か熱いものがこみ上げるに違いないと思います。この曲を知るだけで、何かがきっと変わるようなパワーを持っている曲ではないかな。