東京タワー 通常版 [DVD]
黒木さん、きれいですね。
岡田くんの切ない演技も、オニキスのように黒光りしてます。
寺島さんは、中年女性を体当たりで代弁。
キャストがよかったと思います。
原著よりラストの後味が良かった。
好きな映画の数に入ります。
左岸 上 (集英社文庫)
[右岸]とセットのこの作品。 両方読みました。冒頭部分がとても印象的です。この主人公がまた、自由奔放というか、時にわがままで、男好きな笑 子なのですが 不思議と共感しながら読みました。大好きなお兄ちゃんや、愛する人との死別 重い内容の部分も時々あって、考えさせられる作品です。
冷静と情熱のあいだ Rosso~ミラノに似た孤独~江國香織プロデュース
どの曲もそれぞれどこか物悲しくて、なんだか懐かしさを覚えるようなメロディーで、とても落ち着きます。ドォーモが描かれた真っ赤な表紙の歌詞カードも雰囲気があって素敵です。
やわらかなレタス
「食べ物」にまつわる江國香織さんの最新エッセイ集。
クラシックで美しい装丁にまず惹かれます。
題名の「やわらかなレタス」はピーター・ラビットの物語にある言葉から、
また海外で、そして日本で実際に江國さんが味わったさまざまな食べ物、
「温かいジュース」への渇望やお正月に寄せる感慨、
ジャック・ケルアックとバローズの作品にまつわる話など、
さまざまな「幸福な食」のエピソードが優しく繊細な言葉で紡がれます。
あまたある「美食エッセイ」とは一味違って、
物事の本質をはずさない江國さんらしい穏やかな文章の数々。
生きることが「食」を抜きに語れないのなら、
「幸福な食」とはとりもなおさず「幸福な生」を意味するのでしょう。
疲れたときなどに手にとって、しばし彼女の作り上げた言葉の世界に
浸ってみたくなるような、珠玉のエッセイ集だと思います。