ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン
絵を描こう!! と決意して、技法書を買い漁っては見たものの、
・・・全く歯が立たない。
そんな人にオススメです。気楽に描けます、真似できます!
ここから始めれば良いのです。
その後、専門的な本に移るのも良いでしょう。
「ずぶの素人」の方に強くお勧めします。
福笑い/現実という名の怪物と戦う者たち(DVD付き初回限定盤)
高橋優…これは久々に本物だろう。今の日本のゴミ音楽業界に潰されない事を心から願う。DVDが曲は少ないが強烈に秀逸。詐欺的演出、誇大誇張な編集皆無。生の歌が飛び出してくる。流行りブランド音楽とは決定的に違う血の通った作品。
地下鉄(メトロ)に乗って THXスタンダード・エディション [DVD]
展開が早すぎて原作を先に読んでいなかったらイマひとつ解り難いのでは。
映画という時間制約のある中では仕方のないことでしょうが、
原作の大部分がカットされているのが残念。
そういった意味ではこの映画はよく出来ていると思いますが、
一度原作を読むことをお勧めします。
キャスティングには特に違和感なく観れました。
ただ、タイムスリップするときの地下鉄の走り抜ける部分は少し違和感を覚えました。
元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS
元素なんてどうだっていいじゃん。
著者の声であり、みんなもそうでしょう。
スイヘイリーベボクノフネ、なんてなつかし語呂合わせを思い出しました。
縦列もありますが、男子校だったためかかなりお下品なので省力します。
語呂合わせとおなじように、無機質だった元素が、キャラクターとなり物語を作ります。
ここからお勉強をはじめてもいいですし、キャラクター本としてもかわいいですよ。
地下鉄は誰のものか (ちくま新書)
冒頭の、九段下駅のエピソードからいきなり引き込まれる。半蔵門線の九段下駅と都営浅草線の九段下駅は、実は同じホームにある。そのホームをわざわざ薄い壁で二つの仕切っている。この仕切りを取っ払えば、乗り換えはわずか数秒。しかし仕切りがあるために、利用者は、階段をふうふう登って、改札を二つ抜け、また階段を降りてたどりつかなければならない。料金も別途とられてしまう。開かずの非常ドアを副知事権限で開けた写真というのがのっていて、これが笑えるんですね。隣の電車が見えているんです。
こうした象徴例をもとに、著者は、メトロと都営を一緒にせよ、と主張するわけだが、しかし、この本はむしろ重層構造としての読物として書かれている。
時代はポーンと飛んで、そもそも地下鉄が東京に引かれ始めた戦前の、新橋駅をめぐる東急の五島慶太と、地下鉄王早川徳次の、智略と謀略をつくした闘いが描かれるのだ。
当時の中心繁華街浅草から都心へと、地下鉄を敷設すること(線ですね)で王たらんとした早川、ベットタウン、商業施設などの都市開発を軸に(面ですね)郊外から渋谷そして山手線の中をつっきり、新橋に到達せんとした五島。この戦いは五島の勝利に終わり、早川のつくった新橋駅は幻の地下ホームとして封印され、いまのひっそりと8番出口の開かずの非常扉の奥に眠ることになる。
この決戦の勝敗を分けたのは、地下鉄の敷設自体は、事業からの収入、市場からの調達では無理だ、ということだったと著者は読者に気がつかせる、そこを間違えたところに、早川の悲劇があり、インフラ自体は公が担う必要があった、と論は展開していく。したがって、株式会社でありながら、やはり地下鉄は、公のためつまり利用者のためにあるべきで、そこに、現在の東京の地下鉄の解決策(メトロと都営の一体化)もある、と繋がっていく。
著者は、小泉政権のブレーンでもあったことから、市場一辺倒と考えていたが、この本を読んで、初めてそう単純なものではないと気がついた。道路公団の際にも、上下分離をとなえていたが、ようするに上(運営)は民営で、下(インフラ)は公で、というアングルは、この道路公団の問題に取り組んだ際に著者が学んだことだろう。