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AndroidSDK開発のレシピ―104個のレシピで学ぶAndroidアプリ開発の極意
プログラムのコードと実行された画面が1対1で見やすく載っています。
少しプログラムのコードが読める人ならばこの本からどのように書けば
どういう結果が得られるか素早くわかると思います。
Androidを始めて早く形になるものが作りたいという人には有用な一冊です。
レシピとレシピを組合せ、Androidアプリを料理してみましょう!
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The Definitive Guide to SQLite (Expert's Voice in Open Source)
iOSでSQLiteを使用する上での知識を得るために購入しました。
率直なところ、iOSについての記述は浅く、しかもXcodeのバージョンが
古かったため、思ったほどの情報を得ることはできませんでした。C言語以外に
ついての記述が浅く、もう少し掘り下げてあると良かったです。おそらく
C言語ユーザの視点からすると星4つになると思います(C言語に関する
部分はやや流し読みしたので断定はできませんが)。
ただ、SQLiteの仕組み、フリーかつ単一ファイルのデータベースにも
関わらず、非常に高機能であることは理解できました。SQLiteについては
日本語の書籍がほとんどなく、SQLite単体での仕様理解をするには
悪くない書籍だと思います。
掲載されているSQLのサンプルはSQLを使った開発経験が2年くらいあれば、
簡単に理解することが可能です。
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新標準SQLite (オープンソースRDBMSシリーズ)
SQLiteはずいぶん前からあったが、iPhoneOSといった商用のOSやRuby on Railsといった本格的なオープンソースフレームワークでも正式に採用され、近年脚光を浴びるようになってきた。この本は初めめてSQLiteを本格的に扱ったものだといえる。
SQLiteがいままでマイナーだったのは、なかなか採用事例がなかったこともあるが、それ以前に、「超軽量であるゆえに機能が削がれている」ことが理由にあったのかもしれない。サーバを立てなくてもRDBが動く代わりに、ユーザー管理などはなく、他のデータベースソフトと比して「キケン」という感情を抱いたエンジニアが多かったのだろう。
これはちょうど発生当初(1999年ごろ)の「MySQL」に似ている。当時のMySQLにトランザクション機能はなく、「軽量で処理が速い」をウリにして配布されていた。日本のエンジニアたちの多くは「キケンだ、やっぱPostgreSQLがいい」という評価を下していたことを覚えている。
ところが知らぬ間に、MySQLを「キケン」と呼ぶ人も少なくなり(機能強化もされたし)、あれよあれよとMySQLは市民権を得ることになった(ORACLEによる買収後のいまは、どうなることやらいった微妙な状況だが……)。
なんでここでMySQLを引き合いに出したかというと、いまのSQLiteは、かつてのMySQLに近い評価(「キケン」)が下されているのではないかと感じたからだ。
そして、上記の通りiPhoneOSやRuby on Railsといった、極めて先進的なシステムに採用されていることを考え併せると、どうも、SQLiteも、新しい使われ方がエンジニアの間に見出されることで、ある時点でブレイク(MySQLみたいに?)するのではないかとも感じる。
この本『新標準SQLite』を読んで、改めてそういったことを感じさせられた。冒頭ではごく基礎的なRDB入門や、スタートアップの解説がなされているが、英文マニュアルから訳出したものと思われる機能解説やリファレンス類などが、少ないページの中できちんとまとめられている。
ラストの章ではPHPを使ったアプリ開発事例が取り上げられている。「レコーディングダイエットプログラム」ではグラフの描画方法が、「簡易アルバム」ではグラフィックデータの扱いが解説されている。
付録CD-ROMから導入して動かしてみたが、アプリの動作が異様に速くて驚いた。アプリの開発・検証にMySQLやPostgreSQLは不要で、もしかしたらSQLiteだけで十分ではないかとも感じた(もちろん時と場合によるが)。
ともあれ、SQLiteとは何物で、どういった使い方ができるのかという疑問を持つエンジニアたち、またiPhoneOSやRuby on Railsの開発でマニュアルを探しているエンジニアたち、あるいは、システム開発に新しいパラダイムをもたらそうと必至に模索を続けるエンジニアたちに、この本を手にとっていただくことを強くおすすめする。
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Android Hacks ―プロが教えるテクニック & ツール
入門書には書かれていないような本格的な開発に必要が情報がよくまとまっています。今までブログ等をあさって情報を入手していましたが、本書でまずやりたいことのとっかかりを知ることができます。
本格的な開発を始めたい人には手元に置きたい書籍だと思いました。
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iPhoneアプリ×Webサイト開発入門 Objective-C/iPhoneSDK、 HTML/CSS/JavaScriptによる最適プログラミング
取り扱い内容がとても幅広く、既存のサイトをiPhone向けにするものから、
HTML5のCanvasやWebDatabase、Web画面をiPhone風にするライブラのiUI、Dashcodeによるマッシュアップ、
以下ネイティブアプリ用:objective-c、Xcode、InterfaceBuilder、SQLiteアクセス、CoreData、Quartz2D、Core Animation、OpenGL etc。。。
と、個別には内容は浅いものの、よくもこんなにまとめたなと関心してしまう。
広く浅く、手っ取り早くiPhone上の技術を網羅的に確認するには最適の本。
もし、
*iPhone対応のWebサイトを作るだけなら
→HTML5+CSS3で作る 魅せるiPhoneサイト iPhone/iPad/iPod touch対応
という本を
*WebアプリをネイティブアプリみたいにしてAppStoreに登録したいなら
→iPhoneアプリケーション開発ガイド ―HTML+CSS+JavaScript による開発手法
という本を
*HTML5を駆使したWebアプリを作りたいなら
→スマートフォンのためのHTML5アプリケーション開発ガイド―iPhone/iPad/Android対応
という本を選ぶ事になると思われる。
以下は、自分のための比較まとめです。参考になれば。。。
→Phoneアプリ×Webサイト開発入門(本書)
WebDatabase、iUI、Canvas
→iPhoneアプリケーション開発ガイド(HTML+CSS+JavaScript による開発手法)
WebStorage、JQTouch、PhoneGap、ApplicationCache
→スマートフォンのためのHTML5アプリケーション開発ガイド
WebStorage、WebDatabase、File API、ApplicationCache、Canvas