Loud, Proud & Heavy: The Best of Uriah Heep
3枚組ベストでこの価格は、超お買い得だと思います。
輸入版によくある、紙ジャケに裸で入っているタイプじゃなくて、1枚づつプラケースに入っています。
選曲もいいし、音質も良くて、ちょっとビックリしました。
ユーライアヒープに興味があるけど、どのアルバムから聴けばいいのか迷っている人には、超お勧めです。
対自核+7
ハードロックの名盤といいましても、全ての曲が出来のいいアルバムなんてそうそうはないものです。ディープ・パープル「イン・ロック」、ブラック・サバス「マスター・オブ・リアリティ」と、この「対自核」ぐらいではないのか、と…。7曲しかないことと、トータル・タイムが短いところから、セッションで落とされた曲があるんだろう、ぐらいには以前から思っておりました。制作の過程で、どんな曲が落とされていったのかがよく分かるトータル79分盤であります。
落とされていったのは未熟なブルーズ曲とバラード。「Why」においては、この段階で曲が完成していたにも関わらず、決めどころがなくてだらだらと11分も続くセッションだったわけです。(結局、マーク・クラークのベース・ソロが加わって、EasyLivin'のB面曲として日の目を見ます。)
曲づくりのイニシアチブはほとんどケン・ヘンズレー。オシビサのアフリカン・リズムを加えたアレンジも彼のアイデアなのでしょう。ミック・ボックスのギターの腰の強さを、ハモンドの巨大な音で裏打ちする、というアイデアもヒープの発明品であります。聴けばベースにブルーズがあることは分かるんですが、「Look At Yourself」という曲にはアラブのフレイバーがあります。シャッフル・リズムを性急なテンポで演奏するヒープの典型で、「Easy Livin'」でも「Return To Fantasy」でもこの手法は繰り返されます。まさにヒープの「オハコ」と言える曲です。
Magic Night: Live 2003 [DVD] [Import]
ユーライア初心者ですが、大変楽しめるライブでした。
ぜひ生で観てみたいものです。
収録曲
1 Easy Livin'
2 Shadows of Grief
3 Pilgrim
4 Bad Bad Man
5 Devil's Daughter
6 Wise Man
7 Too Scared to Run
8 Fire Fly
9 Heartless Land
10 Free Me
11 The Wizard
12 Been Away too Long
13 Stealin'
14 Cry Freedom
15 July Morning
16 Love in Silence
17 The Other Side of Midnight
18 Lady in Black