TAB譜付スコア 押尾コータロー/Blue sky
南澤さんの監修でとても見やすく、しかも分かりやすい楽譜に仕上がっていると思います。
過去の楽譜集も持っておりますが、最高に良くできていると思います。とくにラストクリスマスの楽譜は待ちに待ったものです。でも、難点はこの楽譜のすべてが弾けるようになるのには・・・(笑)
コンサートツアー 2009 “Eternal Chain” [DVD]
先日ようやく購入できたのでレビューを書きます。
まず率直な感想ですが、もう一歩な感じがありました。
星を4つとしたのはそのためです。
・良かった点
1、映像が見れてコピーの参考になりました(購入の目的です)。定番を抑えた選曲で押尾コータローを知らない人が聞いてもある程度は満足できると思います。
2、以前に比べて音が進化している。他の方のレビューで「押尾コータローはネタ切れ」とおっしゃってる方もいますが、私はそう思いませんでした。定番の翼、ビッグブルーなども奏法も音も以前とは違うものですし、同じチューニングなんて言い出したらきりがないですからね。全体を通してとても聞きやすい音でした。
3、外装がちょっとだけ豪華。
・悪い点
1、展開がまったりしている気がします。テンポの早めの曲は最後の方に固まっていて眠くなりました。一本通しでじっと見続けるのは私には無理でした。
2、もうちょっと裏側を見せてほしい。ファンとしてはライブの裏側やレコーディング映像など、サービスカットが欲しいですね。
3、値段が高い!なんかどんどん高くなってませんか?
私はなかなかライブに行けないので高くても買います。でも、これぐらいの値段を出してこの品質であればちょっと考えます。
押尾コータローに不満はありませんが、DVD自体は微妙かもしれません。
ソロギターで奏でる ファイナルファンタジー ソロギターコレクションズ 2 模範演奏CD付
ソロギターのアレンジに定評がある南澤氏のFFソロギター集第二弾です。
『はるかなる故郷』『墓碑銘』『哀しみのテーマ』といった、作品を実際にプレイした人ならきっと心に残っているであろう曲が多く収録されています。第一弾に比べると、若干コア向けな印象を受けるかも知れません。私は、曲目を見て第二弾を先に購入しましたが、いずれ、第一弾も入手しようと考えています。
アレンジは流石南澤氏!!といった具合で、原曲の雰囲気を上手に汲み上げつつも、アコギの音色を最大限に生かしている、良アレンジだと思います。
一つ、注意すべきことがあります。南澤氏は「ドロップDチューニング」を多用する方で、本書の殆どの曲はこのチューニングに則したものとなっています。また、カポも多用していますので(『シャドウのテーマ』では、なんと2つ同時に使用!!)少なくとも一つは所持しておくのが無難かと思われます。とはいえ、ドロップDは、6弦を1全音分下げて、EADGBEのオープン配列にするだけなので、大して身構える必要はありません。
多くの人が、この南澤氏のFFソロギター楽譜を購入し、「好評につき第3弾!!」となることを心から願っております。
P.S.
南澤さん、"第3弾"を作る際には、是非、"IV" "V" "VI"を多めに入れてください!! どの楽譜も"VII"以降の曲が中心で、SFC時代のファンとしては物足りなさを感じずにはいられないのです。
具体的には『レナのテーマ』『いつかきっと』『魔列車』『少女リディア』『ケフカのテーマ』などを入れて頂ければ感無量です。
Hand to Hand(期間生産限定盤)(DVD付)
押尾ファン暦6年。兄貴と慕っています。
個人的に嫌なことがあって丸々1年間押尾曲を弾いたり聞いていませんでした。
正直買うつもり無かったんですが。
一年ぶりに聴く押尾さんのプレイは初めて押尾光太郎のプレイを聴いた様ななんともいえない
「やさしい」「満たされた」気持ちになりました。
こんな世の中だからこそ、心落ち着けるひと時が必要です。
パーム&ストローク奏法の割合が多いがすべてにおいてメロディ重視になったのはとてもうれしい。
コード進行も美しいものが多いです。前作以降、ジャカジャカ系から完全脱皮したのではないかと思います
おなじみテクはもちろん微妙にコードをひねったりする、ギター弾きにはムフフな小技が
随所に。細かいところまで1音1音丁寧に音作りされています。
凝りすぎた前作よりもいい意味で力が抜けた感じですね。兄貴の厄が明けたからでしょうか?
(ただし耳コピ職人泣かせなのは相変わらず)
その中には初聴きで涙を流した曲も。思えば黄昏やAgainぶり。
「Brand New Wing」元気になる曲
「もっと強く」カバーながら久しぶりにギターが謳っている。後半のセンスいいソロ、最高です。大泣。
「ナユタ」泣いた
「予感」、大好きなTENSIONの再来のような曲(ちょっとランスケ入ってます)
「雨上がり」みずみずしい
「手のひら」やっぱり兄貴は岡崎さんの弟子
その他、Dancinコウロギを髣髴(ハードビート)など
古くからの押尾ファンはおなかいっぱいになる内容かと思います。
とにかく、一度でも押尾コータローが好きだった方は聞いてみてください。
兄貴の周りを包むような温かさは時を越えて健在です。
昔の恋人や友人に会いたくなりますよ。
ドラマティック・ライヴ [DVD]
2003年8月28日、29日の大阪なんばHachと2003年9月28日の東京・青山劇場で行われたライヴ「Dramatic Tour 2003」のDVDです。
彼のギターテクニックの凄さ、観客へのサービス精神、優しい人柄など、更なる魅力を知るきっかけになったDVDです。
「ボクのヒーロー (TVヒーローソング)」でのこぼれ話は、楽しかったです。このDVDの一番ラストにそれが再現してありました。隠し味ですね。
「Dansin'コオロギ (メンバー紹介)」での様々な押尾コータローを聴きながら、ジャズもロックもボサノバもクラシックもそしてフォークも完ぺきに演奏するほど広い守備範囲と表現力の豊かな音楽だと改めて知る思いです。観客の中へ降りて行き、皆に音楽の楽しさを伝えるショーマン・シップに溢れています。
ライヴならではの白熱した演奏で、コンサート会場にいるような臨場感を味わいました。映し出されている観客の拍手は、私の気持ちでもありました。
10曲目のパッフェルベルの「カノン」もギター1本で演奏するのには大変な曲ですが、素晴らしいテクニックを披露してくれます。弦楽四重奏の元のパートを全てリズム感よく颯爽と奏でてくれました。
彼の名声をさらに高めた13曲目の「ボレロ」でのオーケストラの全ての音をリズム感よく颯爽と奏でてくれるテクニックも見事です。少しずつ盛り上げていき、転調した瞬間の聴くもの皆を驚かせる迫力は一聴に値しますし、気迫溢れる表現力への変化にハッとする思いでした。
ラストの切なく美しい「ずっと・・・」では、本当に繊細に弾いています。澄んだ音色の中に、押尾コータローの豊かな感性を聴くことができる佳曲でした。