アメリカン・ビューティー [DVD]
今が続けばいいのに、時の流れは残酷。
家族と言っても人と人。
一度ほつれ始めれば修正は叶いづらい。
孤軍奮闘だけしては団結は生まれない。
自分の人生を思うとき
大事にすべき物はなんなのか?
きっと正解は十人十色としかいいようがない。
死を以ってカタルシスを感じた主人公…
物語としては綺麗だ、
けれどやはり生きてなんぼ、
生ける内に出来る限りの事はやらなくては、
後悔しないよう後悔しても止まらぬよう、
そう強く思った。
Crazy Nights
デビューから30年以上も経つが、根強い人気を誇るハードロックバンドKISS!KISSといえばド派手なメイクとコミカルなコスチュームでステージパフォーマンスを繰り広げるバンドとして名高いが、一時メイクを落とし、ごく普通のバントと同じ格好でステージに立った時期もあった。そんなKISSのノーメイク時に発表した作品の中では最高傑作とも言われているのが1987年にリリースした「クレイジーナイト」である。本作は全米アルバムチャート18位を記録し、見事プラチナディスク(売り上げ100万枚)を記録し、ヨーロッパでも大ヒットし、日本でも大きな話題になり1988年には10年ぶりの来日公演も実現するなどワールドワイド的なヒットを記録した名盤だ。
KISSのサウンドスタイルと言えばシンプルなロックサウンドにエネルギッシュでヘヴィなサウンドを融合したかのようなサウンドだが、本作のサウンドスタイルは当時流行ったLAメタル風のサウンドで、KISSのサウンドとしては異なったサウンドだが、KISSらしい要素も見受けられ聴き応えは申し分ない。オープニングを飾る(1)は、KISSらしいロックサウンドとLAメタルの要素を見事融合したかのような曲であり、ヨーロッパでKISSのシングルとしては最大ヒットを記録した名曲でもある。だがそれ以外の収録曲には目立った曲は見当たらないが、聴き応えがあるポップなナンバーが数多く収録されおり、聴き応えがある曲も多い。只KISSの最高傑作としての評価は出来ないものの、ノーメイク時のKISSの作品としては最高傑作だと言うことは確かだろう。本作はKISSのファンだったら一度は聴いてみるべきかも知れない。
エルヴィス・ミーツ・ザ・ビートルズ
ジョンの憧れであったはずのエルビス、若者を象徴する音楽ロックンロール、そのキングエルビス。本書はそんな2人のイメージを一新する非常に興味深く読み応え有る一冊である。特にジョンのファンの方には必読の書である。但し、エルビス・ジョン双方のファンと共、信じたくない様な挿話を事実・真実として語られる部分も多く忍耐も必要である。ビートルズ関連の書としては私の第3位に位置する。
生物学の考える技術―発想のポイントと基礎テクニック (ブルーバックス)
この本は、生物学系に限らず、応用分野の農学や栄養学などでも充分役立ちます。統計解析の初歩的な考え方の本だと思っていましたが、読み返してみると、科学的な論文の書き方がとても適切に解説してあり、実例まであります。
初めて論文を書く人などに是非呼んで欲しいようなとてもいい指南書です。
ただ、統計解析の手法については取り上げられているのが、ごく一部なので段階に応じて詳しい統計解説書へ進むことをお奨めします。
アイズ・ワイド・シャット オリジナル・サウンドトラック
このサントラは、ドミニク・ハーランのピアノ曲とジョセリン・プークのヴァイオリン曲、ショスタコーヴィチのワルツという「現代曲」群と、オスカー・ピーターソンやブラッド・メルドーらのジャズ(他にビッグ・バンドも含む)の曲群に大まかに分類できます。そこにクリス・アイザックのロックが一曲だけ加えられたという感じで、全体の中ではアイザックの曲はやや浮いた印象を受けます(この曲すごい好きですが)。
オープニングとエンディング・トラックであるドミニク・ハーランの曲は不気味な雰囲気で、映画を観た人には忘れられないものでしょう。全体的には統一感があるのかないのか難しいアルバムですが、この映画が好きな人にはいいと思います。シュニッツラーの原作を読みながら聴いてもいい感じ!!でした。