いくつかの場面
作詞、作曲に名前を連ねている人達がすごいです。それぞれの曲がなんとも表現しがたい雰囲気をかもし出していて、それに加えジュリーの甘い歌声がとってもいい!最後のアルバムタイトルのいくつかの場面では涙して歌ってます。ジュリーファンにはたまらないアルバムです。
男唄~昭和讃歩
二人の特長が足し算を超えて掛け算になるのが理想であるのはいうまでもありません。
残念ながら、甘く見ても、そのような効果が出たのは「ぐでんぐでん」1曲だけのように感じました。
だからといって、これが買う価値のないものかといえばそうではないと思います。
「女の物書きで頭が良いのは富岡多惠子だけだ。」と言ったのはつかこうへいだったように記憶しています。
その富岡には単純な懐古趣味に堕した懐メロ批判の一文もありますが、憂歌団の「石狩挽歌」には遠く及ばないものの、このアルバムでも全ての曲に多少なりとも「現在」の視点が反映されています。
定価で買ってしまうと、今イチという感は否めないでしょうが、ネットオークション等で2千円未満で購入するのは難しくないと思われ、そうすれば、この二人に関心のある人にとっては十分満足のできるお買い物となるでしょう。
ディランにて
プカプカのオリジナルにめぐり合うのはいくつかのカバーを聴いてからだと思います。
どこか乾いていて、振り回されながらどうしようもなく愛しくて、達観しているようで、未練たらたらで。そんな男の嘯きが心にしみます。
こんな女にめぐり合ったら男はどうしても手に入れたくなるんでしょうね。
一度聴いたら忘れられない歌詞とメロディー。歌っていいですね。
アルバムを通して流れる純粋なノスタルジーがここちよいです。
ひたってみてください。
西岡恭蔵 BOX
西岡恭蔵の人生観とやさしい人柄が出ています。これは是非購入しておくといいですよ。何年か前、テレビに大塚まさじさんと出演されていま
したが、亡くなったと新聞で知った時はショックでした。 『プカプカ」は勿論ですが、「街の君」もいいですよ。