エッセンシャル・チープ・トリック
70年代で忘れられないバンドのひとつが、このチープ・トリックですね。
女子持てビジュアル系の二人とコミックバンド系の二人のギャップがおもしろかったもんです。
しかしながら、そのサウンドテクニックは素晴らしく、正統派ロックンロールを聴かせるバンドとして人気も抜群でした。
特にライブでの彼らの演奏には定評があり、このエッセンシャルベスト盤にも数曲収録されています。
サビのあるポップロックをやるかと思えば、ギンギンのハードロックも得意としており、
ルックスの良さ(二人のみ)も相まって日本でも大人気でした。
そんな彼らの最近までの足跡がこのCDに詰まっています。
70年代の名曲、サレンダー、甘い罠、ドリーム・ポリス、ヴォイシズと、通して聴いていくと、
懐かしさのあまり涙がちょちょ切れちゃいます。
ディスク2はあまり馴染みがなかったですが、彼らのロック魂が伝わって来ます。
音質も素晴らしいの一言ですね。
気分ハイで、イベントやドライブなどのBGMに最適だと思いますよ!!
この日本盤にのみ、ボートラが2曲収録されています。
マジカル・ミステリー・ツアーは、彼らが敬愛するビートルズの忠実なカバーとなっています。
全てのロックファン、聴きどころ満載のおすすめCDですね。
ニューヨーク・ドール [DVD]
もともと何故ベーシストのアーサー・ケインをメインにドキュメントを撮ろうとしたのか謎ですが、それが奇跡的に素晴らしい結果をもたらしました。非常にいいドキュメンタリーです。ただ私はもともとニュヨーク・ドールズのファンでしたので勿論大感激だったのですが、このバンドを知らない人(例えば一緒に見ていた私の妻など)には、退屈はしないしそれなりに面白いけどもそれだけといったところのようです。全盛期の映像がクライマックスのライブシーンでカットバックでうまく使われたりしてますが、このバンドを知らなかった人にはまず冒頭でしっかり当時の画期的だった彼等のイメージや立ち姿を紹介しておかなければ、何故この再結成がすごいことだったのかがわかりにくいようです。挿入歌にクラッシュやモリッシーの曲が使われているのもちょっと混乱の元だったような気もします。
ザ・ペタ・コンサート・フォー・パーティー・アニマルズ [DVD]
他の出演者は見てません。しつこく毛皮反対のメッセージが繰り返されます。毛皮なんか持ってませんが、コンサートの主旨は私には関係ないので鬱陶しいだけ(笑)ということで毛皮反対のコンサートなのでビニジャンを着たポール、最近(といっても5・6年前ですが)のポールにしてはセンスがいいです。しかし一定期間ポールのセットリストは固定されているのでもっと違う曲もやればイイのにと思いましたが、ここでのポールのライブは熱くカッコイイです。
泥棒ヴァンパイアに御用心(VAMPIRES STOLE MY LUNCH MONEY)
参加メンバーがおもろい。ラりー・ウォリス(ピンク・フェアリーズ)、アラン・パウエル(ホーク・ウインド)、クリッシー・ハインド(プリテンダーズ)、ソーニャ・クリスティーナ(カーブド・エアー)、ウィルコ・ジョンソン(ドクター・フィールグッド)。デヴィアンツのサイケ・アバンギャルド路線とはうって変わって、時代の波には逆らえんかったのか、単純明快なスピード・パンク路線である。特にウィルコ・ジョンソンのソリッドなギターは、二日酔い気味のミック・ファレンを完全に喰ってしまっている。
ニューヨーク・ドール SPECIAL BOX [DVD]
神に仕える身のアーサー・ケインのモリッシーの呼び掛けによるニューヨークドールズ再結成とデヴィッド・ヨハンセン、シルヴェイン・シルヴェインとの再会、そしてその直後、神の下へ帰るまでのお話。
モルモン教のメンバー達との日常でやさしい表情を見せるアーサー。そこへ再結成の話が。
彼がベースを手にとり、変わってしまったであろうデヴィッドとの再会するのはどれだけ不安だったろう。デヴィッドは役者かもしれない、でもアーサーは名声ではなく純粋に友情を喜んだ。
Killer時代は音楽を通じて破滅的な衝撃を、今度はフィルムを通じて温さをくれました。
『僕もあんな風にいけたらいいな』モリッシー