Henri Cartier-Bresson
20世紀を代表するスナップ写真家といえば、彼が筆頭に挙げられるでしょう。実際彼の影響を受けていないスナップ写真家はほとんどいないんではないでしょうか?あの完成された構図、トーン、、。憎いくらいきまってます。私は、今夜もこの作品を見てため息を吐くことでしょう。
Henri Cartier-Bresson: The Impassion [DVD] [Import]
写真のみなならずドキュメンタリーの映像作家としても手腕を発揮したブレッソン
1937年からの作品が網羅されて2枚のディスクに収められています。
私が入手したものはフランス語版に英語の字幕が出せます。
全部を見ていないので、みな同じかは判りません。
スペイン内戦を始め欧州の近代史が見られます。
貴重な映像で一見の価値があります。
しかし、問題はリージョンコード、日本仕様のプレーヤーでは再生できず、
パソコンでも地域を切り替えねばなりません。
はっきり言って時代遅れのリージョンコード、無くすべきでしょう。
作品は価値があるのに、ひとつ星を減らします。
ポートレイト 内なる静寂―アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集
「内なる静寂をとらえたい。
私が訳したいのはその人格であって、表情ではない。 」
アンリ・カルティエ=ブレッソンの言葉より
この写真集に収められているのはブレッソンによって一瞬の隙に何かを盗み取られた犠牲者たち。
「内なる静寂」の言葉の通り、これらの肖像写真は声高に何かを主張したりはしない。
しかし秘めたエネルギーを静かに放っている。
アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶 コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD]
アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真と
その撮影時の本人の言、そして関係者の証言で構成されています。
これだけだと、非常に退屈な映画なのではと心配したのですが、
さにあらず。
ブレッソンの写真と同様、映画もすばらい構図/編集で、
非常に興味深く最後まで楽しめるものとなっています。
このコレクターズ・エディションのデザインも素晴らしいです。
才能があると、やはり違うんですね。
ブレッソンの写真、何枚みても飽きません。
アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶 [DVD]
いいといわれるからいいのだと思うダビンチさんのモナリザの絵を潜在的に覚えているように、
ブレッソンさんの写真も意識はしないけど潜在意識に埋め込んでおくと、良いことがあるかも
しれない。
ご生前中の語りとともに素敵な写真を見れる幸せな機会をこの商品からいただきました。