第二楽章―ヒロシマの風 角川文庫
深夜、ふとつけたテレビでやっていた、女優吉永小百合の原爆詩朗読。
何の予備知識もなく観ていたが、淡々とした口調の中の
力強さと真摯なメッセージに涙がこぼれた。
テレビドラマ『夢千代日記』出演をきっかけに、
原爆廃絶を訴える吉永小百合のライフワークである。
本書はそんな吉永小百合自らが企画を手がけた
広島篇朗読CD『第二楽章』の活字版である。
CDに収録された十二編に、新たに八編の詩を加えている。
『となりのトトロ』からスタジオジブリの美術監督を務める
男鹿和雄の挿画も清浄で美しい。。
日本人として後世に語り継がねばならない詩集である。
手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく【blu-ray】
手塚治虫の漫画の大ファンです、原作を読み終えたのはもう4半世紀前にもなるので大分忘れていました、ちょうど思い出すには良い機会でしかも前売り券が格安で手に入り喜び勇んで映画館で見ました。
作画は少々古く感じましたが気がつくと物語りに入り込んでいました、ストーリーは釈迦国の王子として生まれた後のお釈迦様(シッダールタ)が
身分制度が厳しい事や領地を奪い合うための戦争などに疑問を抱きながらも身分相応に振る舞い跡継ぎを残した後出家するまでを描いているわけで、その対比として描かれている奴隷の子チャプラの出世や悲しい末路を描くことによって現代では考えられないこの時代の厳しさが伝わる
内容となっております。 釈迦国と隣国との戦争シーンはアニメとは言え残酷な描写で映画の「レッド・クリフ」を意識したのかと思わせます。
またぜひ見てもらいたいチャプラのエピソードは手塚の創作なのか寓話なのか私は知らないのですが明らかにこの映画の肝となっていてシッダルータの方の話は単に後続のストーリー(映画第二、第三弾)に繋げる縦軸として描かれているようです、タイトルはブッダですからもちろん主役なのですが。
日活100周年邦画クラシック GREAT20 青い山脈 HDリマスター版 [DVD]
日本一の、女教師女優 芦川いづみ先生が、超美しい!芦川いづみ先生の実り多き年、 1963年は、この「青い山脈」から始まったのです。
シャープ「AQUOS」ブランド戦略 ~たった8年でオンリーワン企業となった理由
以前は大阪(私は大阪人)でシャープといいますと
”松下の次”というのが正直な会社のイメージでした。
今は液晶のリーディングカンパニー。
当たり前のようにみんなが持っている携帯電話の液晶も
出発点はシャープです。
商品力があっても”ブランド”というものは確立しません。
今ではアクオスという名前を聞いたことがない人は
いないと言っても過言ではないでしょう。
業界で低位だった企業イメージをわずか8年で
トップブランドにまで育てた著者の数々のエピソードも
楽しく読めました。