時間ですよ 1971 BOX3 [DVD]
銭湯に行きたくなるります。昔式のね。
時代設定が昭和のはじめの「時間ですよ・昭和元年」も続けてDVD化してほしいです。
脚本が向田邦子の回は、キラリと光るところがありますね。
私の血はインクでできているのよ (ワイドKC キス)
久世番子さんの最新作『私の血はインクでできているのよ』
マンガと絵を描くことが大好きだった少女が
やがて漫画家になるまでを
実際に筆者が小さかったころに描いた絵や同人誌のコピーを
ふんだんに用いて描いた作品です。
生徒手帳にサンスクリット語の真言を挟んだり
(←時期が時期ならかなりヤバかったと思う)
教科書や古文の教材を元にBL風の漫画を描いたり
売れない同人誌を作ったり
―と、間違った?形の熱意と
過剰な自意識に満ちた青春の日々
それらを回想しあまりの恥ずかしさにもだえる様子が
次々と描かれます。
似たような経験を持っている方には
過去の恥部を暴く、拷問器のような本でしょうが
本書が描くように何かに打ち込む様子というのは
それ自体がよい事であり
とてもほほえましい気持ちになりました。
マンガや絵に夢中になった経験の有無にかかわらず
楽しむことができる作品です☆
神は細部に宿るのよ(1) (ワイドKC キス)
お洋服エッセイで、女流漫画家のコミックエッセイの多くがそうであるように、決してモテ系ではありません。
「おしゃれの川下」を自認する番子さんは、毎日毎日いちいちおしゃれに命をかけてらんない私たちを代弁するように、
というか、そのまんま日々の私たちであるので、あーあるあると読みながら発見ですよ。
私は番子さんの読書系・創作系のエッセイが好きなので、お洋服ネタと聞いて「なんで?」と正直思いました。実は読んでも、それ系ほどには感銘を受けない。普通に面白いけど。
でも、この手の普通のエッセイコミックを普通に書ける時代になったんだなとか思いました。妙に背伸びをしたり悪ぶったりする女流コミックエッセイじゃなくても良くなったんですね。傑作は「ひねもすハトちゃん」ですけど、こういう日常エッセイの延長に「ハトちゃん」があるのかも?
しかし天人唐草のコスプレかー。かっこいい!
暴れん坊本屋さん (1) (Un poco essay comics)
本屋さんに勤める作者が、本屋の日常をおもしろおかしく書いた
エッセイ風のギャグマンガです。
某書店の店頭でタイトルに魅かれてつい購入してしまいました。
●このマンガが面白いポイント!
1.書店の裏側がリアルに書いてある
作者が現役書店員とのことで、本屋の日常がリアルに書いてあり
ます。入荷・品だし・返品・万引きや盗撮との戦い。。。
2.作者=書店員
自分の本が入荷した時のエピソードが笑えます。
3.細部に細かいギャグが
某○販のダンボールの文字とか、お客のTシャツのプリントとか
細かいところに笑えるネタが満載です。
くすくす笑いながら読み進め、途中、声をあげて笑ってしまったり
しつつ、一気に読み終えてしまいました。
本屋に勤めている人だけでなく、本屋に行ったことがある人なら
楽しめる内容かなと思います。
ぜひ読んでみてください。おすすめです。