ほしのこえ (アフタヌーンKC)
DVDではよくわからなかった部分にも触れられており、大変よい一冊となっております。絵柄も佐原氏の独特な繊細さのおかげで、好感が持てる本に仕上がっており、かなりお勧めな本です。光の速度を超えられない宇宙での、メールを通してしかやり取りが出来ないもどかしさ。したがって、長峰がタルシアンとの交戦中にメールを打っても、地球にいる寺尾に届くのは数年後なのだ。そういう切なさが、佐原ミズ氏の絵柄でよく表現されている、とてもとても繊細で美しい物語です。
私たちの幸せな時間 (Bunch Comics Extra)
佐原さんの絵とせつない描写が大好きで、新刊が出るたびにチェックしています。
原作のある作品だとは知らずに読んだのですが、もう胸がいっぱいになりました。理由はどうあれ、人を殺したことは許されることではないと思います。だからある程度結末はわかってはいたのですが、ラストのページをめくるのが怖くて怖くてたまりませんでした。でも、自分の責任ではないことによって傷つけられ、この世界に生まれたことを憎んでいた二人が、死の直前に少しでも「生まれてきて良かった」と思えたことで、悲しいけれど光の見える結末になっています。
韓国の女性作家さんの作品が原作とのこと。(映画化もされてるんですね!)翻訳は蓮池薫さんがされてるんですね。ぜひ原作も読んでみたいと思います。
マイガール 5 (BUNCH COMICS)
まさかの最終巻!コハルと正宗くんとの切ないけれど、温かい家族の絆はやっぱり読んでいていいものだ。
片桐さんと正宗くんのお付き合いは、子持ちの家庭ならではの問題と葛藤が描かれていて、またその中でコハルが大人をみて様々な行動にでるところがまた……。本当に子供はよく見てるんだと思った。
それにしてもコハルは可愛過ぎやろ!
高校生、大学、社会人も見たい!あの家族をもっと見たいと思った最終巻でした。
華鬼 -恋い初める刻 永久の印ー 公式ビジュアルファンブック (B's-LOG COLLECTION)
限定版(設定集あり)を購入して、B’sLOGを購読した人には、よほど華鬼のファンでないと物足りないかもしれません。
■画廊
リリース用イラスト、パッケージイラスト、B’sLOG掲載イラスト、オトメイトスタッフブログ掲載イラストが主。
書下ろしイラストは、本書の表紙と華鬼と水羽の夏風景が1枚。
発売記念イラスト、カウントダウンなどのブログ掲載イラストが載っています。
説明やラフ画などはありません。
■登場人物紹介
設定集の内容に、ゲームのプロフィール(座右の銘など)、開発者とディレクターのコメント、各キャラからの紹介が載っています。
1キャラについて見開き2ページ。
■物語紹介
共通・個別ルートの日付順に、CGとあらすじが載っています。
■制作秘話
・声優インタビュー
華鬼役の前野智昭さん、響役の鈴村健一さん。それぞれ刻印の花を持った写真付きで4ページ。
・開発者インタビュー
ディレクターの麻倉りょうさんと原画担当の雪野奏介さん。こだわりポイントなど4ページ。
・原作者インタビュー
原作者である梨紗さんの話。1ページ。
・舞台裏
各キャラクターの設定と見どころ、その他のゲーム設定。2ページ。花言葉から各キャラの刻印を決めた理由がうかがえます。
・広がる華鬼の世界
小説、舞台、映画、ドラマCDの紹介。全部で1ページ。
・ラフ・設定画集
各キャラについて立ち絵、CGラフ?、原画担当者のコメント。華鬼は2ページ、その他キャラは1ページ。
PSP版パッケージ講図案が1ページ。
■攻略情報
B’sLOG掲載内容をより詳細にしたもの。プロフィール解放条件もあり。
■華鬼伝承
B’sLOG掲載小説5作(計10ページ)に書下ろし小説「花咲く秋」6ページ。
「花咲く秋」は響>国一>三翼=華鬼といった活躍量です。登場順もこの通りです。響ファンは必読。
限定版の設定集、B’sLOG掲載内容、オトメイトスタッフブログ掲載内容に「制作秘話」をプラスした感じの内容です。
本の値段を高いと思うかどうかは、購入する人がどれだけ事前情報を持っているか、によると思います。
限定版・B’sLOG購読・ブログ拝見している身としては、この値段はちょっと高かったです。
個人的には、かなりのページを割いている「物語紹介」は、ゲームプレイ済者が購入する前提なので、各CGに付けるのはあらすじより、構図や色彩のこだわりなどCG自体についてのコメントが欲しかったです。
ほぼ同時期に「薄桜鬼 公式設定集」を購入してしまったせいか、つい比較してしまいました。もう少し読み応えが欲しかったです。
本のサイズも、ページ数が増えても良いので、もう少し小さいほうが良かったかなぁと思いました。迫力があるCGが少なく大きなサイズである必要性を感じませんでした。
「制作秘話」の内容は嬉しかったのですが、ページ数が物足りなかったので☆マイナス1にしました。
★余段ですが、書き下ろし小説「花咲く秋」の内容から、原作者サイトからSSが読めます。
華鬼ファンでしたら、”「花咲く秋」とSSが読める”事と値段を比較して購入を検討しても良いと思われます。
秒速5センチメートル(1) (アフタヌーンKC)
表紙の絵を見て「これ大丈夫なのかな?」と思ったものの
開いて読み始めてみれば、キャラクターも可愛らしく
原作のアニメにはなかった部分が丁寧に補完されており
コミカライズとしては素晴らしい出来だな、と思った。
もちろん原作ファンでなくとも楽しめる内容となっており
買って損はない代物ではないかと思います。
アニメ映画化された「時をかける少女」にハマった人ならば
楽しめると思います、同系統のお話なので。
アニメをもうすでに見てるという人には
見知った内容であり、改めてこの漫画版を購入する
必要はあまりないかな、とも思います。