もうひとつの場所
今一度立ち止まって考えるきっかけを与えてくれる、気付かせてくれる…
そんな図鑑絵本です。
世界は人間のみにあらず、全ての生物が調和のもとに命を次世代に紡いでいる。
分かってはいても日常生活において、生活圏外の「絶滅・絶滅危惧種」達の事は二の次です。
でも実のところ私達が贅沢をした結果、生態の均衡が崩れ始めた事は明らかで
非日常ではなく日常と密接に関わる「絶滅・絶滅危惧種」達なのです。
改めて、温暖化抑制のため出来る事からやっていこうと思い正す次第です。
清川あさみさんが紡ぐ美しいテキスタイルと寄せてあるコメントもとても素敵。
プレゼントとしても喜ばれる逸品だと思います。
オスカー・ワイルドに学ぶ人生の教訓
まず、何より読みやすい。
新幹線の中でさらっと読むことができました。
個人的に名言集というものは好きなのだが、
自分のプライベートや仕事を振り返り、
「なるほど」と思うことが多かったので、読んでいて興味深かった。
オスカーワイルドは名前は知っている程度で詳しくは知らなかった。
これを機会に少し勉強してみようと思った。
サクラ大戦 第三期ドラマCDシリーズ Vol.3 幸福の王子~春風の恋歌~
「サクラ」はドタバタが多い。でも、そこがいいんです!ちゃんとキャラクター一人一人が良い味だしていて、「サクラ」ファンなら笑えることまちがいなしです。そして、帝国歌劇団ならではの悲劇をハッピーエンドに変えてしまうっていうのがすごく新鮮ですよ!伊倉一恵さんと高乃麗さんが歌う「春風の恋歌」はドタバタ劇とは対照的に癒し系の曲で、とても綺麗です。そして、特に、レニ好き、マリア好きのみなさんは一度聞いても損はありません!文句なく星5つです!
幸福の王子Vol.4 [DVD]
このドラマのもっとも切なく悲しい話が詰まっています。話の内容もまとめて一気に盛り上がりに入ります。1話から見たなら感動はかなり大きいはず。
『え…そうだったの?』と1話とのつながりに驚きを感じる作品です。
幸せな王子
言わずと知れたワイルドの名作「The Happy Prince」。
清川あさみさんの美しい刺繍により紡がれる物語は
今までに出版されたものと違い、芸術性がとても高い。
ホントに綺麗で目を奪われる。
ただ、文字が所々で大きな字により強調されているのが邪魔かな。
訳も馴染みある優しい言葉で分かりやすくて良いのに文字のせいで残念な感じです。
芸術という点において秀でた本書なので、
古びた時代の童話を楽しむには新鮮なインパクトがありすぎる。
2冊目として手にとる絵本かなと思います。
金原瑞人訳「幸せな王子」も良いのですが、私としてはバジリコから出版されている
曽野綾子訳「幸福の王子」のほうが流麗で好きです。
挿し絵も一枚の絵がもつ力があり想像力が膨らみます。
新潮社から出版されている西村孝次訳「幸福な王子」(絵なし童話集)は少し難い文章です。
「The Happy Prince」の一番重要なラストには宗教的な意味合いがあり、
訳者によりニュアンスの違いがあります。
読み比べるのも面白いですよ。
ワイルドの童話集に収められている「ナイチンゲールとばらの花」「わがままな大男」等も
名作ですのでよかったら手に取って読んでみて下さい。