おしん 完全版 少女編 [DVD]
飽食の時代。
人は如何生きるか。
貴重な教訓満載。
学ぶ事の重要性。
人の道の在り方。
新たな国難の時代。
おしんを学校教育、新入社員教育に取り入れては。
国会議員教育には、必須とすべきでしょう。。。
剣客商売の小林綾子さんも素敵です。。。
喜劇人に花束を (新潮文庫)
小林信彦先生の喜劇人論です。
もう植木等さん、藤山寛美さん、伊東四郎さんの評伝といっていいでしょう。
冷静な客観的な分析の中にも喜劇や喜劇人への愛情がうかがええます。
先生ご自身のエピソードも細かく書いてあります。
最近なくなった谷さんや森繁さんのこともぜひ書いてほしいですね。
バッド・ニュース☆グッド・タイミング
〜“最悪のニュースは、最高のタイミングでやってくる!”〜
何とも楽しいタイトルです。しかも、パッケージの絵も、何やら往年のハリウッドのコメディ映画(例えば、「おかしなおかしなおかしな世界」)を想起させますよね。
三谷幸喜は、かねがね尊敬するコメディの作り手として、ワイルダー、サイモン、ルビッチ、スタージェスらの名前を挙げています。
彼らは言うまでもなく、ハリウッド映画史に残るコメディの大御所たちです。
三谷の舞台を観ていると、シチュエーション・コメディとしても、スクリューボール・コメディとしても、ソフィスケート・コメディとしても、その影響を深く感じます。
そして、今作は、三谷お得意の、すれ違い、勘違いが複合的にエスカレートしていき、どんどん物語が交錯、逸脱していくものの、当事者間では奇蹟的に会話が噛み合っている、とのシチュエーション劇の集大成とも言える傑作です。
あるホテルのラウンジ、2時間後の披露宴を控え、本来ならば幸福感と高揚感で一杯のカップル、のハズ。だが、新郎は、直前に新婦から打ち明けられたある事が、何とも気懸りとなっていた。
それは、彼女が父親に結婚の許し、と言うか、その事実すらも伝えてなく、にも拘らず、やはり披露宴には列席して欲しいので、父親を急遽式場に呼んでしまった事と、更に、ある事情の為、やはり秘密にしていた新郎の父親をもまた呼んでしまっていたと言う事だった。
父親たちをふたりで説得しようと嬉々として語る新婦に対し、新郎は不安を募らせていた。
なぜなら、それぞれの父親たちは、かって「エントツ・とんかつ」との芸名でコンビを組んでいた漫才師であったが、今は袂を分かつ“犬猿の仲”だったからだ、、、。
いかにも、三谷的なシチュエーションです。
で、この後、物語は、世界でお互いに最も逢いたくなかった父親たちの気まずい再会から、勘違いがエスカレートし、遂には、子供たちの“結婚披露宴”が、いつしか、自分たちの“漫才コンビ再結成式”へと妄想される事で最高潮を迎えます。
傍若無人で笑いを感覚で捉えるエントツと、真面目で笑いを理屈で考えるとんかつ。
伊東四朗と角野卓造、三谷演劇では切っても切れない最高の2トップから発せられる丁丁発止の応酬。
これは凄いです、ある種の“神業”的なものすら感じさせます。
もちろん、他の出演者も、それぞれがノリにノッた名演ぶり。
生瀬勝久も、八嶋智人も、久野綾希子も、伊藤正之も、皆小演劇出身者だけに、実に軽妙でテンポ良い。ラウンジのみの舞台装置ですが、上手のEV、下手の階段を使って縦横無尽に動き回る、そのアクションの流れが素晴らしい。
唯一、沢口靖子のみが異質の演技なのですが(笑)、逆にその余裕のない懸命さが笑いを呼びます。
副音声での、三谷、生瀬、八嶋の、裏話盛り沢山のコメントも楽しい。いかに、演劇人たちは、目立ちたがり屋で自己顕示欲が強いが確認出来ます。
あっ、そうそう、三谷自身もワン・シーン出演しているので、お見逃しなく。
先ほど述べたように、三谷の勘違いシチュエーション・コメディの傑作である今作ですが、個人的には、今作の発表前に書かれ上演された「君となら」が、このジャンルでのベストだと思います。
斎藤由貴と佐藤慶が“爺子ほど”年の離れた恋人役として、父親に結婚の報告に行くと言うお話(笑)。これまた、斎藤由貴の父親役の角野卓造が全身汗まみれの熱演を見せる大傑作。
好評につき、再演もされたにも拘わらず、何故かDVD化されていません。
(追記)今商品は、DVD−ROMです。お間違えのないように。
なお、DVDは、PARCO通販にて購入可能です。
伊東四朗・三宅裕司コントライブ「いい加減にしてみました3」ゲスト:沢口靖子 [DVD]
伊東四郎さん、三宅裕司さんによるコントライブの第3弾!
今回はゲストに沢口靖子を迎えて、とっても華やか。
第1回「東宝シンデレラ」グランプリ、ゴジラ復活主演女優、今は先日テレビ放映の「科捜研の女」や、土曜ワイドの鉄道公安官など、事件ものが多い沢口さんですが、コント演技がとっても楽しい。
やはり女優さんが入ると、パァッと明るくなります。
基本的には、ボケる沢口さん・伊東さんに突っ込む三宅さん。
普通に真面目な沢口さんがとても可笑しくてチャーミング。
20分くらい?の3人を中心にしたコントが
5本あって、それぞれの間に、
楽屋を模したセットでの伊東・三宅二人が
着替えながらのトークがはさまれてます。
(コントのセットと楽屋のセットは、回り舞台になってます。)
中でも、沢口さんのフィリピーナが
ぴったりで、フィリピンっぽい日本語といい、
メイクと衣装といい、最高。
天然ぼけの秘書も、その間違った一生懸命さ、
健気さが可笑しくって可愛らしい。
まさに沢口さんのイメージ。
会場内も大爆笑の嵐で、あっという間の2時間でした。
熱烈的中華飯店 DVD-BOX
放送当時は視聴率が低く当初の予定全11話が一話減らされ
全10話になってしまうというなんとも悲しきかな・・・
みんなのわからずや!
日本ドラマで一番繰り返し見たのがこの熱烈で、
最近のドラマのキャステイングに嫌気がさす程の熱烈的キャストです。
統率力抜群のややそそっかしい(鈴木京香)
平平樓の万年皿洗いだが、卓球がプロ並みの(椎名桔平)
二等航海士でケンカが強い(東幹久)密航者(石黒賢)
見習い(二宮和也)食材を横流しする悪人(勝村政信)
店を潰した元料理人(高橋克実)天然ボケの乗客(瀬戸朝香)
無愛想なフロア係(伊東四朗)
流れとしてはみんなで料理を一品作っただけで
話は終わったりしちゃうんですけど見所はキャスト達の小ネタの掛け合いというか
アドリブ合戦が最大の魅力です。絶対ありえない設定ですが結構ハマりますよ。