現代思想の遭難者たち 増補版
追加された30ページ分が、前に書かれたものに比べるとあまり面白くありませんでした。
以前は、読んでいて単純にクスッと笑えたのですが、今回追加された部分は理論的な部分がだらだらと冗長です。しかもコマが小さくなっているのに文章がぎっしり詰まっているので読みにくいし。
前回の「君は私からサルトル」とか「それはウィトゲンシュタイン君、バカがいるという私に対するイヤガラセかね」といったレベルの笑いを期待している方は、一度立ち読みをしてから買うのが無難かと思われます。
あ、でもフロイトの2コマ漫画8連発は最高でした。
ののちゃん 7―いしいひさいち全集 (GHIBLI COMICS SPECIAL)
待ちに待った。
病気療養の為に新聞連載がストップした時の4コマ漫画まで収録。
いやさすがいしい先生です。
ホントに声に出して笑える作品が多いことは当たり前だが
このオチはどういうことだろうと考えさせられる
いしいワールドは健在。
しかし、病気療養は長かった。
朝日新聞は4コマ漫画と文化欄以外は価値がないと痛感した。
いったい何の病気だったんだろう。
8を楽しみにしています。
お身体に気をつけて連載を続けてください。
ホーホケキョ となりの山田くん [VHS]
実のところ、あまり期待して見たわけではないのですが、
予想外に大変面白く、暖かい作品でした。
しっとり落ち着いていて、それでいてクスクス笑わせてくれて、可愛らしくて・・・。
何気ない日常って、実は素敵だ。
人生って素晴らしい!という前向きなメッセージが伝わってくるお話でした。
普段アニメは見ない親も、何度も繰り返しDVDを見ていました。
確かに、宮崎駿監督のファン層の年代が好むようなロマンある作品ではありませんが、
大人見るにふさわしい作品だと思います。
特に、バイクの若者に対する目線。完全に中高年の物でしょう。
壮大な話ではないので、非日常を求めて見に行くような
劇場で見るには物足りない思いがするでしょうが、
リビングでくつろいで見るとしみじみと良さが判りました。
高畑監督の作品は、「茄子 アンダルシアの夏」や「蛍の墓」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など、たとえ主人公が少年や狸の場合であっても
視点がずいぶん大人なんだな。と感じます。派手なブレイクが無いのはそのせいでしょう。
ののちゃん 6―いしいひさいち全集 (GHIBLI COMICS SPECIAL)
早いもので全集も6巻目になりました。
この巻では、2006年6月1日〜2008年3月31日までの作品が掲載されています。
ヒロオカ先生やもったいないオバケの出番が少なくなったようで残念ですが、今回も楽しくほのぼのとした笑いで楽しいひと時を過ごすことが出来ました。