JIN-仁- 完結編 DVD-BOX
『JIN-仁-』の続編の制作が発表されたとき、最初に感じたのは疑問だった。
ヒットドラマの続編が作られるのはよくあることだが、個人的には成功した作品はほとんどないと思うからだ。
しかしその不安も、物語が進むにつれて払しょくされていった。
前編に続き学ばされることや気付かされることがたくさんあった。
特にそう感じさせられたのが第一話の坂本龍馬の言葉とである。
「死んだ人間が『この国にもう一度生まれてきたい』と思うような国を造らないかん」
見終わった今考えると、このドラマはこの言葉に象徴されているのではないかと思う。
「この言葉の意味を視聴者に考えてもらいたい」、というのがこのドラマを制作した人たちの思いだったのではないかと、私は思う。
死んだ人が「もう一度生まれてきたい」と思うような国、そうするために必要なのは、技術よりも心、つまりは「仁」を日本人の心に刻むことが必要、全話を振り返るとそう感じる。
自分は見ていなかったが、同じ時間のフジテレビのドラマが同じくらいの視聴率を出していたので見ていない人、もしくは途中でそちらに移った人もいるかもしれない。
そんな人は是非DVDが出たら、レンタルでもいいので見てほしい。
きっと多くのことを感じることができるだろう。
JIN-仁- DVD-BOX
ストーリーは現実離れしたタイムスリップが発端となっている。
だのに何故だろう。各人に感情移入し虜にさえなっている。
やはりそこは俳優陣の力量に尽きると思います。とにかくこの布陣は特筆するに値する。
大沢たかおさん、内野聖陽さん、綾瀬はるかさん、中谷美紀さん、
この主演4人の演技は素晴らしく誰一人欠けてもここまで成功しなかったと思います。
特に個人的には綾瀬はるかさんの献身的で健気で男勝りとも思える迫真の演技には目を見張ります。
演出自体も秀逸で、決してお涙頂戴的なものに重きを置いた訳では無いと思えますが、
毎回感動して泣けるシーンがありました。勿論これも素晴らしい演技があって故のことでしょう。
原作に言及することになるんでしょうが、歴史とSF要素の融合具合が絶妙なバランスです。
根底にあるテーマも深く面白い。運命や歴史上のifが頭を巡ります。
悠久浪漫と言うのか、人間の営み、時間概念を考えさせられます。
また挿入音楽もドラマを盛り上げるのに非常に効果的に使われていたと思います。
ラストには賛否あるかも知れませんが、危惧されてたようなものにはなっていなかったと思います。
含みを持たせたのはいた仕方無いところ。映画が早く観たいです!!
イマージュ10 emotional&relaxing(Blu-spec CD(TM))
タイトルの通り、「so in love」を聞き終わったら
懐かしさとともにこみあげてくるセリフだと思うんですけど、このCDを
わざわざ購入した人ならかなりの同意が得られるんじゃないかと
思います。
この「日曜洋画劇場」のエンディングテーマの何が凄いのかと
言いますと、その日どんなアレな映画が放送されても
(「マスターズ超空の覇者」とか「超能力学園Z」とか)
なんか格調の高い映画を観た気分になって就寝できる
点にあると思います。
音質の方はまったく心配する必要はありませんので皆さん買いましょう(笑)。
バック・トゥ・ザ・フューチャー 25thアニバーサリー Blu-ray BOX [Blu-ray]
まず、テレビ放送を見慣れてた僕にとってまさかブルーレイで三ツ矢&穂積の音声が収録されるというのは驚きで、このテレビ放送の音声が聞きたいが為に19,990円のブルーレイプレーヤを買ったほどです。
まずテレビ版放送が収録されたということだけでもこのソフトに十分価値があると思われます…
ただし…
パート2以降ののTV版音声が劣化してることが最大の難点です…
実を言うとこのことで発売元にクレームで問い合わせたのですが。権利元が渡した音声が劣化していたらしいです。
ただ…TV放送されてたついこの前まで2、3の音声がブルーレイに収録されている音声よりかなりはっきり聴こえていたで…TV版の音声劣化を修復していただきたいです…
もっと贅沢を言わせていただけるのなら…TV版をドルビーサウンドに最新の技術で加工していただければ文句なしです…
『レコードのムード』シネラマ映画「世界の七不思議」編
いま、ムード・ミュージックがあまりウケないのは、甘くロマンティックすぎて、世知辛いご時世との乖離が大きすぎる点にあるのではないでしょうか? その点、このCDに収められた多くの曲は優しく明るく癒しのムード満点ながらも、個性的でオリジナルな主張のある曲が多くとても楽しめます。休日の夜にゆったり気分でというのが定番のムード・ミュージックのイメージですが、むしろ平日の午前中の新鮮な躍動感をサポートしてくれる曲も多数収録されています。普段は、ロックやらテクノ系を中心に聴いていますが、ラテン系の選曲などを聴くとセニョール・ココナッツ、ラウンジ風のものでは砂原良徳などのアイデアはこんなところにあるのではないかなどと妄想したりもします。そんな意味で、ムード・ミュージック・ファンのみならず、両者のファンやエレクトロニカ、ラウンジ・ファンにもオススメの1枚です。