キムンカムイ―Nature panic drama (2) (少年マガジンコミックス)
登場人物
A.
●片瀬遼(12歳中学1年生、主人公)
●中竹宏斗(遼の幼なじみ、眼鏡、13歳、私立の進学校に通う、通称「ヒロ君」)
●松本幸雄(遼の幼なじみ、12歳中学1年生、食いしん坊、帽子、気が弱い)
B-a.
●沢田(ディレクター、アゴヒゲ)
●片山(ジャケット、沢田に忠実)
●近藤(アゴヒゲ、野田とは親友)
B-b.
●井上(ベテランのカメラマン、傲慢、不遜、冷静、オールバックの長髪)
●原(年長者、下請けのペーペー、観察力がある、目立たなかったオジサン)
●福田(パンチパーマ、臆病者、卑怯者、沢田を痛めつけようとする、眼鏡)
●グラサン&帽子&沢田を痛めつけようとする(1・2巻の時点で名前出ず)
●真っ黒の服&沢田を痛めつけようとする(同上)
●リーゼント&ストライプの服&「〜ス」という語尾&沢田を痛めつけようとする(同上)
B-c.
●中野(カメラマン、食い意地を張っている、肥満体型)
●野田(足をくじく、婚約者がいる、近藤とは親友、恋人の友美からは「信ちゃん」と呼ばれている)
●高木(短髪、ロッククライミングの経験あり)
C.
●冒頭に羆に襲われる4人
●羆(影の主人公)
●菊沢隆二(28歳、上官を殴り殺した罪で指名手配中、ライフル銃を奪い逃走中)
D.
●片瀬早苗(片瀬遼の母)
●松本久美子(松本幸雄の母)
●幸雄の父と妹2人
●中竹宏斗の父母
E.
●佐々木プロデューサー(視聴率至上主義者、怖い)
●友美(野田と婚約)
感想
●沢田の豹変ぶりが良い。キャラクターに面白みが出てきた
●近藤さん、あんたスゲエよ!
●三人寄れば文殊の知恵
●恐怖の羆&殺人鬼菊沢、彼らはいつ現れるのか!?
チェルノブイリの少年たち
『チェルノブイリの少年たち』(原作:広瀬隆)、『尾瀬に死す』(原作:平野長靖)のコミック化。
各作品前後編の計4話と、それぞれの後書きから構成。タイトル作初出は1991年、週刊少年マガジンで2週にわたり掲載。
旧ソビエト連邦下での未曾有の放射能事故の顛末、一方の『尾瀬に死す』は、今では環境保全が定着した尾瀬湿原の
そこに至るまでの知られざる壮絶な過去、それぞれを当事者とその家族に視点をあて描いてます。
ともに自然界のバランスを無視した人類の独善が生んだ悲劇の記録です。
決して遠い遠い昔の他人事ではない、人類が地上に生息し続けるかぎり心にとどめ忘れてはならないもの。
この作品に込められた先達のメッセージは、つい目の前の利便・快楽の享受に安穏とする我々への警鐘です。
(僕と同じく)当時マガジンで読んで衝撃受けた方、これでもう一度読めますよ。
十数年前にこれ読んで以来、僕はクルマで片道30分以内の距離ならよほどの事がないかぎり自転車で行くようになりました。
語り継がれる戦争の記憶(2) (講談社漫画文庫)
読み終わった後のこの違和感、いったいなんだろうと悩んでしまった。
そしてそれは、2話目に登場する主人公、横田寛氏のストーリーにあると思った。
彼は自身の著作(ああ、回天特攻隊)があるのだが、その著作を元に描かれたこのストーリーは、いささか、彼が自書で伝えていたものと微妙に違う。
製作にかかわった方々は信頼のある方々であるため、晩年も含めての横田氏の想いを再現したものではあるだろうが、あとがきに、横田氏本人が生前、
『俺の気持ちは誰にもわからない』と言ったとあるとおり、この本もまた、横田氏の本心には触れられていないと思う。
この本だけでなく、横田氏の著作もぜひ手にするべきだ。