Amadeus: The Complete Original Soundtrack Recording
映画『アマデウス』のすばらしさは、主演のトム・ハルスやF.ムレー・アブラハムの迫真の演技はもちろん、アカデミー賞を総なめした演出やストーリーのみならず、映画全体がW.A.モーツァルトの音楽の周りに展開していくところにあると思います。映画冒頭の衝撃的なシーンに流れる印象的な『Symphony No.25』を始めとして、モーツァルトの登場とともに作中で演奏される『Serenade (Gran Partita)』、映画全体を通して披露される目を見張るような数々のオペラのシーン(『Abduction from the Seraglio』、『The Marriage of Figaro』、『Don Giovanni』)などにあらわれる名曲は単なるBGMにとどまらず、プロットの重要な要素としてモーツァルトの人生にちりばめられています。
モーツァルトの死後2世紀記念の3CDセットとして発売されたこのサウンドトラックのもう一つのうれしい点は、高級感あふれるケースに加え、フルカラーのフォトブックがついていること!映画製作の裏話やモーツァルトの歴史上の逸話などが満載の、LPケースサイズの大型フォトブックは『アマデウス』そしてモーツァルトファンにとっては間違いなくヨダレものです。
収録曲にはモーツァルトの曲のみならず、サリエリの『AXUR』(1曲)、ジプシーの民謡(1曲)、ペルゴレッシの聖歌(1曲)など作中に登場した聞き覚えのあるサウンドもちらほらと混ざっています。作中では自らを「凡人」と評価するサリエリでしたが、やはりその時代の名曲だけある聴き応えです。時代の雰囲気に浸れるとともに、いかにモーツァルトが世紀の『異才』であったかをハッと気づかされます。
はっきり言って、この2倍の値段でも喜んで買った内容。安すぎる!!パンフレット、ケース、中身ともに文句なしに永久保存版です。
アマデウス [DVD]
本編の良さは他の方々も沢山述べられているので、私からは特典映像で語られていた印象的なエピソードをご紹介します。
それは、サリエリ役をF.マーリー.エイブラハムに決める時のエピソードです。ミロシュ・フォアマン監督によるとサリエリ役にはかなりの大物俳優も自薦で応募してきていたらしいのですが、監督はあまり興味を示さなかったようです。では、なぜエイブラハムに決めたかと言うと監督は当時のエイブラハムの状況がサリエリの境遇に似ており、また同じような性格の持ち主だと判断したからだそうです。つまり、当時のエイブラハムは自分では実力があると信じていながらなかなかいい役がまわってこずにくすぶっていたようなのです。そう考えるとあのサリエリの演技は自分の役者としての思いのたけをぶつけた等身大の演技だったのかもしれません。だからこそ我々の目には迫真の演技に映ったのかもしれません。
ちなみに、たまに誤解しておられる方もいるようですが、この作品はアカデミー主演男優賞も受賞していますが、それはモーツァルト役のトム・ハルスではなくこのエイブラハムです。
アマデウス オリジナル・サウンドトラック盤(ディレクターズ・カット版)
DVDより高いCDですから、それなりの価値を見いだしたいところですが、その期待を裏切らないマリナーの名演だと思います。 下のyn0711さんのコメントにあるように「どんな責苦があろうとも」は収録されていません(夜の女王のアリアは入ってますよ)が、これは、一部しか使われていないというより、映画の中では英語で歌われていたからではないかと思います。夜の女王のアリアも言語ではなかったですね。魔笛については、パパゲーノのアリアも英語。ですので、英語で歌われているものは、何らかの理由で落とされたということではないでしょうか。ドイツ語かイタリア語といった原語ではなくても、歌の価値にはあまり変わりないというのは日本人だから?
いずれにしても、私は英語訳がきっちり旋律にのっかっているところがすごいところだと逆に感動してしまってます。かれこれ20年近くになるんですけど、まだ新鮮ですね。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) 401 amadeus 700C アルミフレーム クロスバイク シマノ21段変速 LEDライト/ワイヤーロック標準装備
問題無いです。
毎日通勤に使用しており、片道20キロ、60分程度の走行を5ヶ月繰り返していますが、気になる摩耗や破損はありません。
ちなみに完全ノーマルで、サイクルコンピューターと前にはフレーム装着型を後ろにはサドル装着型の伸縮式マッドガードを装着しています。
シンプルで飽きの来ない自転車が欲しかったのですが、前に購入した同じブランドの自転車の印象が良く、この自転車を購入しました。
購入時に他に検討したのはフジ・アブソリュート、スコットのSUB40。
購入した自転車については、スポーティーすぎず、ピストのようなルックスなので普段着でも抵抗なく乗れ、重宝しています。
あと700Cタイヤで細く、そのために衝撃もきつめです。
26インチのクロスバイクに比べると当然ハードな乗り心地ですので、購入時には使用する環境を考慮し検討する必要があるかと。
付属のLEDライトは一瞬で盗まれてしまったので、メーカーさんには取り外しのしにくい方法を考えて欲しいですね。
アマデウス【字幕ワイド版】 [VHS]
劇場公開版を何十回と観てきて、今回ディレクターズカット版を初めて観ました。
映画の内容の素晴らしさはかわりません。
主に音楽教師職をめぐるエピソードが20分加わります。
当時の音楽家の確実な収入源が、貴族の娘の音楽レッスンであることがよく分かります。
劇場公開版では、オペラでの興行成績と評価が、サリエリとモーツァルトの争いの場。
ディレクターズカット版では、オペラに加え、教師職をめぐっての争いがある。
そして、教師職では圧倒的にサリエリのほうが優位です。
仮面舞踏会でモーツァルトがサリエリの擬似演奏をしてバカにする場面がありますが、
教師職にからんではサリエリが執拗に手を回し、モーツァルトが踊らされている。
やってやり返しているようなのですが、モーツァルトが人として成熟していなくても、
人好きで無邪気なのに対し、サリエリのやり方が陰湿で、この人はもともと人間には関心がなく、
神様しか頭にないのではないかと思うほど。
自分の父親の死に対する態度もまったく逆です。
コンスタンツェがなぜサリエリを忌み嫌うのかわかります。
劇場版で充分楽しめますが、モーツァルトがピアノを弾く場面がもう一つ加わりますので、
トム・ハルスがピアノを弾いてみせる場面が好きな人にはこちらもお勧めです。