シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術 (新潮文庫)
正直、タイトルに関しては「さおだけ屋〜」的な、
内容を一言で表してるとは言えないイメージで気に入らなかったのですが、
中身は身近な例を通して「そうなんだ」「そういえばそうだ」と妙に納得してしまう
心理術が満載です。
わりとリアルな内容が多いので、逆にあまり人には薦めたくないかも(笑
というくらい、いい本だなと思いました。
好かれる技術―心理学が教える2分の法則 (新潮文庫)
「ホンマでっか!?TV」で活躍中の植木理恵さんの著書である。
「人を見る目がない人 (セオリーブックス)」でも書いたが、植木さんは、実用的な心理学的サジェスチョンができる数少ない人だ。番組中でも、場にフィットしたコメントをされていると思う。
本書は、出会いの最初の2分間の重要性を説いた上で、対処方針を示している画期的な本である。「出会い」を「講演」や「スピーチ」と置き換えても同じことが言えるように思った。
出会い(第一印象)の前にあるのが、「第ゼロ印象」であり、これは職業などからステレオタイプ的に導かれるという意味で、やっかいなものであるという。
冷たい印象を与える職業として、「セールス業者」、「学者」、「マスコミ関係者」が挙がっている。
「出会い」でどういう印象を与えればよいかであるが、これが難しい。
「なんかずっと一緒にいたいな」、「困っているときに導いてくれそう」と思わせるのでなく、「認知的不協和」を生じさせるような矛盾を相手に見せ、「もう一度会いたい」と思わせる必要があるようだ。
また、「フィーリングがあう」というのは危険だという。似たもの同士で集まっている集団は仕事ができない、似たものカップルの離婚率は高いというデータがあるらしい。
狙いは、「なぜかいつも一人で行動している、ミステリアスな人」だそうだ。群れなす群衆から暗黙のジェラシーや反感を被り、その結果として、単独で行動している可能性が高いからだそうだ。
ちょっと、できなさそうと思ったのは、出会う前に「イメージトレーニングをすることをやめ、頭を空っぽにしてすごす」ことだろうか。熱心なイメトレは、その場でのアガリに繋がりやすいようだ。
また、目指したいのは、唐突に個人的な感情を口にすることか(好き、嫌い、楽しい、さびしい)。一方、そういう感情を持った理由とか客観的な事実の羅列は避けないといけないらしい(客観的な会話に戻ってしまうから)。
あと、番組中でも出ていたが、女性へのほめ方についてである。心理学では、ほめ方の分類を、「相対評価=絶対評価」、「結果評価=プロセス評価」という2軸に分けているそうだ。
最適なほめ方は、「絶対評価+プロセス評価」で、「他人と比べる要素は一切入れず、相手自身の「現在進行形の、ちょっとした変化」をめざとく見つけ、そこを大絶賛する」ということだそうだが、全くその通りと脱帽である。これが自然にできるのが理想形なのであろう。
植木理恵のココロをつかんで離さない心理テク (別冊宝島) (別冊宝島 1848 スタディー)
よくよく考えたら「当たり前」というテクニックが多いけれど、
「なんとなく」じゃなくて、
「ぜんぶ実験結果に基づいてる」から、説得力がすごいです。
あと、実験結果がおもしろいから、
読みやすくてスイスイ頭に入ってきた。
でも、どの実験も、よく「やろう」って思ったよなあ。
ホテルの客1000人以上を対象に
言い訳とともに「タオルをもう1日使ってください」と言うとか。
言い訳A「環境保護のために継続使用をお願いします」
言い訳B「約75%のお客様に再使用していただいております」
よく考えたら、どっちも「知らんわ」ってカンジだけど、
Bのほうが10%近くもタオルを継続使用したとか、マジ?
私なんかは
「みんなが言ってる」とか言う人を見るとイラリとするんですが、
そうじゃない人、意外と多いのね。
自分、再発見って意味でも楽しめました。
フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる心理学
著者の解説は、フロイト、ユングといった概念的な深層心理学より、
『科学的』な実験心理学のアプローチに比重を置いたことが趣意のようだ。
対象ではなく研究手法による「現象」「実験」「観察」「理論」「技法」という
分類と説明がされ、整理されていて理解しやすい。
他の入門書よりスッキリわかるという感覚が持てる。
ただし、著者は何度も『科学的』と復唱するが、
いずれの概念も、定義から演繹的に結論づけられたものではなく、
帰納法的・経験則的に導かれたものであることは、
分類からも、対象が心ということからも明らかだ。
であれば、各手法・説明に、100%確実な再現性は無いと言える。
カール・ポパーの科学哲学の様に原理的に
「帰納法は無意味。実験による実証は不可能で、反証のみ可能」とまでは
言わないとしても、再現性・再起性を導く 確率の明示や
統計による論拠、条件による場合分けの提示は、必要である。
確率等の明示がなければ、各手法・各説明は、著者の好まないフロイトらの
科学的でないメタファー(比喩)やアナロジー(類比)めいたものと、同義でしかない。
再現性が100%でないことは、孕む限界を示すが、有用性が無い事までを示しはしない。
初学者へ分析等のツールを紹介するときに、
一流の学者ほど(法律学者の川島武宜やノーベル経済学賞のクルーグマン等)
『その学問領域の限界』を語るものだ。
万能な学問はないのであって、「限界」は使い方を誤らないための、
「射程」でもあるからだ。
心理学がそうだとまでは思わないが、
この著作自体は再現確率や射程について沈黙しており、その点で、
ある種、心理学の計量化モデルである『行動経済学』の概説書にかなわない。
よって『科学的』と言うには些か『不実』を感じる。
説明はキレがあり美しいだけに、非常に惜しい。
奇跡の人(1) [VHS]
真保の小説が元になってるドラマ化された奴ですね
事故で記憶失った青年が、長期入院でリハビリで回復して
やがて退院して おのれを取り戻す旅に出る・・しかし、そこには試練がまっていた・・
自分探しのたび\\
もうねぇ・・これだけで 涙アメアラレですよい
山崎のクソがいい演技し照るじゃん!
俺のしお!
あと山本和夫とかいうのも いいnyざないのかい?
ええ?おら!闊歩闊歩!