資生堂のCM vol.2 1978-1999 [DVD]
牧瀬里穂のモーブのくちづけやベイビーリップスのCMは大好きだったので嬉しかった。
すごくチャーミングでステキ!
宮沢りえの日本人形のCMも神秘的。
ホントにキュートな美少女だと思う。今は惹き付けるCMモデルいない気がする。
男性版は単調であまり面白くない。同じ人ばかり。ナベサダさん多すぎ。
もっと印象的なCMがたくさんあるはずなのに選考に疑問。
南こうせつの「夢一夜」の曲がバックの小林麻美のCMが入ってなくてスゴク残念。
次は是非入れてほしい!
パーカーズ・ムード [DVD]
パーカーを愛する彼は,1969年にも日野皓正,渡辺文男ら日本人ミュージシャンとパーカーの曲でライブアルバム(SADAO WATANABE / DEDICATED TO CHARLIE PARKER)を出している他,パーカーを取り上げることが多い。
このアルバムは今から20年ほど前のライブで,当時若手のミュージシャンを起用してパーカーの曲を中心に全国ツアーを行ったときのものである。
彼は無名の若手を見つけ,育てることをとても大切にしているように思う。最近のライブでも10代のドラマーを起用してツアーを行っている。このときのバックをつとめた若手トリオ(当時10代後半から30代前半)の演奏は,テンポキープも含め少々荒削りな印象だが,とても息が合っていてエキサイティング。その演奏を高みから温かい目で見つめ,美しくスケールの大きな曲に仕立て上げていく芸術家ナベサダの演奏は白眉。楽しむことができるDVDである。
全編白黒なのと,同名のライブアルバム(CD)より曲が少ないのが残念。
新地橋 (講談社文庫)
『深川澪通り』シリーズ三冊目。
中篇二篇から成った前著『深川澪通り燈ともし頃』と違い
一作目『深川澪通り木戸番小屋』と同じ
連作短編集のスタイルに戻っている。
しかし一作目にはあった謎解きの要素は
本作ではもうほとんど見られなくなり、
解決さえされない、人情の絡むトラブルを
訳アリの木戸番夫婦が、時にただ見守ることで
癒される市井の人々を描いている。
文章に品位を保ち、饒舌すぎぬよう
語り口はシンプルながら平易では無い。
そして貧しいながらも、日本人が理想とする
近世の日本人の後ろ姿、心意気がここにある。
One for You: Sadao & Bona Live
私はギター好きなのでギタリストがクレジットされていないアルバムには殆ど興味がありませんでした。…んが、これはスゴイ!50年選手であるナベサダさんのセルマーの心地よい響きは当然として、リチャード・ボナの超絶テクには度肝を抜かれた。正確無比なリズムと切れ味鋭いフレーズで『聴かせるベース』を久々に耳にしました。他の3人のメンバーも鉄壁のプレイでまさにカメルーン勢恐るべし!今回のライヴのためというよりもパーマネントメンバーかと思いたくなる程に息の合った非の打ち所の無い10曲でした。それにしてもボナは歌もこんなに上手いとは知らなんだ。2006年上半期のベストですな。