アニメ『化物語』副音声副読本(上) (講談社BOX)
あの化物語のキャラコメがディレクターズカット版で発売されたので買って見ました。内容はひたぎクラブ、まよいマイマイ、するがモンキーの3つです。中身は始めに、西尾さんのまえがきがあります。このまえがきを見ると、西尾さんのこの書籍化にかなり消極的だったのが分かります。そして本編は、書籍になっても相変わらずのクオリティで、とても面白かったです!個人的には、最後の神原の挨拶の所が好きです(^ω^)各ページごとにアニメの一コマが付いているのも良かったです。キャラコメが好きだった方は買って損は無いと思いますよ。ただし、まえがきで西尾さんもおっしゃっていますが、この本は必ず化物語本編を見て、副音声を聞いてからお読み下さいm(__)m初夏頃に下巻も発売されるのでそっちも楽しみにしたいと思います。 青春に、副音声はつきものだ。
化物語(上) (講談社BOX)
大好評のようですが、私にはあまり面白く思えませんでした。
というか、楽しくなかった。というのが正しいかも。
私はいわゆる、”合わなかった”方の人間です。
”合わなかった”人間の意見として、参照していただければ幸いと思います。
(星3にしてしまって、全体の評価を下げてしまうことが心苦しいのですが)
3000円ほど払って上下巻を揃えて読みました。
この作品は、キャラクター同士の漫才的な会話で大部分構成されています。
自然な日常会話は、ほとんどないと言ってもいいくらい、主人公は突っ込み役で、オムニバス形式の各話に登場する女の子がボケで、そんな感じで会話が続いていきます。
ボケ→ツッコミ→ボケ→ツッコミ・・・・→本題→ボケ→ツッコミ
という感じです。
女の子のキャラクターも非常に多種多様なもので、一人一人強烈な個性をもって、一々抉るような鋭いボケをかまして、主人公と丁々発止の会話をしていくのです。
私にはこの漫才が全く面白くありませんでした。
茶番を見ているよう・・・という程ではありませんでしたが、抱腹絶倒にはもちろん至らず
(抱腹絶倒できる人は素直に羨ましいです。最高のライトノベルでしょうから)
正直、漫才パートは早く終わってくれないかな。という感じでした。
たぶん、西尾維新と笑いのセンスがズレているのでしょう。
唯一、面白かったのは神原との会話でした。
もちろん、本編……というか、大筋のストーリーは、西尾最高の名著とちらほら呼ばれるだけあって、面白いできになっています。
ですが、本当に会話パートが多い作品なので……。
(漫才:本筋 の比率が、 2:1 くらい)
あと、戯言シリーズと同じような感じで、当の主人公に降りかかった一番稀で大規模で大事件な怪異について、最後まで詳しい説明がなくて、ぼやかされて、消化不良という感じでした。