私が弁護士になるまで
元フジテレビアナウンサーの菊間千乃さんは、巻末で
述べている。
弁護士なんてサラリーマンに比べたら安定とは程遠い
職業である。会社に残っていれば、着実にお給料が入
って、マンションでも買って、結婚して子供を育てて、
そんな人生が私を待っていたかも知れない。着実な人
生を歩んでいる会社の同僚を見て正直羨ましいなとも
思う。それでも、今は、これから始まる第二の人生に
わくわくしている。この高揚感を安定と引き換えに手
に入れたのだとしたら、それも悪くない、私らしいと
思う。一度きりの人生、限りある命、今日も精一杯生
きたなと思って眠りにつき、朝は、今日はどんなこと
が待っているんだろうとわくわくしながら目覚める。
これが私の理想。
自分の人生を変えてみたいという願望を持っている人
は多いと思う。でも、それを実現できる人は少ない。
だからこそ、こういう人の記録は私たちを励ましてく
れるのではないかと思う。自分にも何かできるのでは
ないかという気にさせてくれるのだ。
この本を読んで、菊間さんに声援を送りたくなったの
は私だけであろうか。
ラブ・ケミストリー
なぜ、これを「このミステリーがすごい!」大賞に出そうと思ったのだろうか……
たしか選考委員もそんな疑問を書いていたような気がしますが、読んでみて、私もそう思いました。
だって、ミステリーじゃないから。どう考えても……というわけで★は控えめになりました。
ミステリーであることを期待しないで読むと、この軽さ・ばかばかしさ・ゆるさが、なぜか、ちょっと癖になります。
主人公が服を買うシーンが好きです。理系学生の恋愛論も、くすっと笑います。また、能力を取り戻す瞬間のシーンは、なかなか気持ちいいです。オタクな後輩くんも、わりと魅力的です。
さらに、この物語のメインテーマである物質は、もっともらしく冒頭に図付きの注釈まであるくせに、架空のものなのだそうです。そういう無駄な凝り具合も、いい感じです。
ただし、ちゃんとしたミステリーを読みたい人は、絶対に読んではいけません。
超能力だの死神だの、それをやっちゃあおしまいよ!だらけで、事件らしい事件もなければホラーもサスペンスもありません。
これは、ラブコメです。しかも甘さを感じません。甘〜い恋愛小説を書ける人ではないのでしょう。
理系学生の生態観察的な……強引に比べるなら「動物のお医者さん」的な楽しさはあります。っていうと「動物のお医者さん」ファンが微妙な顔をするかもしれないけど……
Second to None
シングルで出た曲の、カップリングも入っていたのはシングルも買ったので少しショックだったけれど、
それぞれの作詞・ソロ曲があり、曲にそれぞれの個性が出ていてすごくいいと思う。
「月夜」はピアノの伴奏がシンプルで、二人の声の息遣いまで聞こえるようでとても良かった!!
アルバムの中に感じの違う曲があって、最後まで飽きない感じでいい。
ALL THE BEST (通常盤)
初期のシングルぐらいしか知らない感じだったのですが
この人達の声が無償に聞きたくなって買ってみました。
1枚目はもう聞きすぎている曲ばかりであんまりかなと
思いましたが、2枚目は知らない曲もたくさんあったし
こんないい曲あったのかと思いました。
改めて、この人達の声は上手いだけでなく
心地がよいなあと思いました。
このベストしか聞いてないですけど
ケミストリーはアップテンポよりもスローな方が上手いですね。
それにしても彼らは良い声をしてます。
CHEMISTRY 2010 TOUR regeneration in TOKYO INTERNATIONAL FORUM(初回生産限定盤) [DVD]
ライブの感動そのままに伝わってきます。
二人の歌声やダンスが生で見てるかのように楽しめます。
初期のころのケミストリーしか知らない方は少し驚かれるかもしれませんが、
現在のケミストリーの真骨頂です。
踊っても歌がぶれないのは、やはり二人の才能だなぁと感心します。
進化し続ける二人を最高に楽しめる作品になっていると思います。