神様はじめました 12 (花とゆめCOMICS)
12巻は全話、沼皇女と小太郎くんのお話。
とゆうことで神様と狐のお話はおあずけです。
やっぱりちょっと残念。
しかし決してつまらないわけではありませんよ。
沼皇女かっこいいです。好きです。
あまたの妖怪を統べる主としての面と、一途に恋する女の子の一面。
表情自体はほとんど変わらないのに、揺れ動くそのアンバランスさがとても魅力的でした。
そして久々登場の龍王宿儺。『よ!いい男!!』笑
意外に親切な上、大活躍。
次巻から努涛の山場の新章突入ということですので(連載はまだまだ終わらないそうです。安心。)
今回はちょっと物足りなくても我慢ですね。むしろ13巻への期待が否が応にも膨らみます。
次の13巻と一緒にファンブックも出るらしいですし、盛り上がってるみたいで嬉しいです。
本当に大好きな作品なので。もっともっと続きますように。
神様と狐、鯰と人間
禁忌の異種族間恋愛、はじまりました。
神様はじめました 7 (花とゆめCOMICS)
香夜子の敵を討つべく(?)神議りに出る奈々生。
出来レースの文句を大国主にたたきつけるはずが、なんだか妙な展開に。
悪羅王の身体を取り戻したい霧仁に巻き込まれて、黄泉の国へ行く羽目に・・・。
過去の巴衛と悪羅王と、その過去の上にある今の巴衛と奈々生。
過去と今が少しずつながり始めます。
瑞希の(魔都)東京体験、巴衛と奈々生の一日デートの読みきりもついています。
大きな進展はないけど、次のお話につながるとっても大事な巻。
乞うご期待です。
神様はじめました 8 (花とゆめCOMICS)
鈴木先生の作品は、悪魔とドルチェ・カラクリオデットと「ちょっとクセのある」少女漫画が多いと思います。
スパイスが効いているというか、まさに作者の個性・性格がにじみ出る感じで、初めて海外の料理を食べたときのような感覚を毎回味あわせてくれます。言い得て妙ですが、ヒロインに感情移入しにくいところが好きです。
しかし、今作のとりわけこの巻の感想をいうなら、よく言って”王道”悪く言って”ありきたり”この一言につきると思います。
絵もとてもうまくなっていますし、話の不自然さも初期に比べてとても減っているのですが、それゆえにすべてが万事うまく行き過ぎてしまって、「あ、やっぱり」と思わせる展開続きなのがとても残念でした。
例を挙げるとすると、重要なシーンである問いかけに対して、「助けるのに、特に理由なんてないけど」という奈々生の回答は、あまりにも唐突でありふれたフレーズで肩透かしをくらってしましました。
せめて「目の前で死なれたら寝覚めが悪いじゃない!」と怒ってほしかったな、と思ってしまいました。
ザ・花とゆめストーリーを読みたい方にはとてもオススメですが、今までのジュリエッタさんの作品から期待していた方は、肩を落とす部分も多いかと思います。
酷評しているようですが、作者さん自身はキラリと光るものをもっている方だと思って初期から全巻そろえていますし、ツンデレが好きな自分としては巴衛の今後もにも期待しています。
これからは、一般向けするストーリーの中にジュリエッタさんの個性がちりばめられた作品になることを願って読み続けたいと思います。
神様はじめました 10 (花とゆめCOMICS)
(ネタばれ注意)
一気にデレた狐
今までと読み比べるともう信じられないほどに(笑)
今回はもう看板に偽りなし!!
『奈々生をめぐりガチバトル☆ 二郎と巴衛が.....男心乱れまくり!!』
まさしく帯に書いてある通りの展開でした。
神様にモテ期到来です。
ラブ注入量がハンパないので、鞍馬編なのにまさかのクラマ脇役扱い!(笑)
さて主役コンビですが二人とも想い合ってはいるけれど、叶う恋とは思っておらず、離れる時を意識しているのは奈々生の方かもしれません。
ずーっと面白かったこのマンガ、さらにおいしい展開になってしまいました。
こういうの少女マンガ好きは大好物でしょう。
『花とゆめ』だから、とか、子供向けっぽいかも、とか思って敬遠してた人は本当に読んだほうがいいです、これ。
鈴木ジュリエッタ先生、変な名前ですが本当に才能あるマンガ家です。
キャラが人間らしく、阿呆っぽくなく、繊細すぎず、少女マンガとしての王道も外さず、かといってマンネリではない一風変わった視点からマンガを描かれる方だと思います。
なんというか、かゆい所に手が届くというか、こういうの読みたかったんだよなぁ、みたいな。
まだの人、読んでください、一巻から。