ういういdays(9) (バンブーコミックス)
とても高校生の恋愛とは思えないくらいにうぃうぃな恋愛を描いてきたた『うぃうぃdays』の第9巻ですが、ここにきて大きな変化がありました。
ついに『サ*エさん時空』を脱して妙子達が進級したのです。
といっても、主要メンバーの誰かが卒業したわけじゃないから大きな変化があるわけじゃありません…が、男女の仲には大きな進展がありました。
いいかげんお前等付き合っちゃえよ、と読者の多くが思っていたあの二人がついにカップル誕生です。
その他にも薫子のサービス・シーンはあるし、真琴は可愛いし(^^;)…
あれ?そ〜いや肝心の主人公二人は…といえば、今回はいつにも増して影が薄かったですねぇ。
さて、ついに6人の中で最後のシングルとなってしまったK君ですが、果たして彼にも春は訪れるのでしょうか?
恋愛ディストーション 6 (サンデーGXコミックス)
掲載誌が廃刊となってしまったため、何ともモヤモヤする場面で連載が中止となってしまった『恋ディス』こと『恋愛ディストーション』の6年ぶりの新巻がようやく発売されました。
このまま中途半端なままで終わってしまうのか…と、半ば諦めていただけに、喜びもひとしおです。
モヤモヤの一番の原因だったまほ先生の過去話も無事に終了。
棗のツンデレぶりも犬前田…いや、大前田くんの犬っぷりも健在でしたが、個人的には山野辺くんと里中さんのお話が一番美味しくいただけました。
ういういdays ドラマCD
今まで色々なドラマCDを聴いてきましたが(アニメ化されている物も
そうでないものも)
ここまでイメージとピッタリなのは初めてで感動しました。(あくまで自分のイメージでですが・・・)
セリフ一つ一つが原作通り(あくまで自分のイメージですが・・・)
雰囲気なども原作通り(あくまで自分のイメージですが・・・)
原作好きならば確実に満足するでしょう。また、原作を知らない方ならば
この ういういしさに恥ずかしくも懐かしい思い出が蘇ってくることでしょう。
おススメです!
ういういdays ⑪ (バンブーコミックス)
雑誌でも読んでいて、単行本も楽しみに毎巻、購入してきました。この作家さんの作品の特徴かと思いますが、ゆっくりとストーリーが進み、毎号のストーリーに意味があり、いろいろな初めて、いろいろな関係での、恋愛に踏み込む戸惑いと勇気を、ステンドグラスのように、はめ絵のように、ちりばめられてきました。
その結末は、とても納得のいくものでした。最後まで愛情に包まれていました。
ところで、毎巻末に編集者の方がマンガで登場するのですが、この絵が、他の作家さんが描く同じ編集の方と全く違うんですね。他の作家さんはとても厳しい、かつヘンな人、に描かれているんですが、この作家さんは、優しく描かれています。でも、この後書きマンガになった実際のやり取りを想像すると、実は他の作家さんの描く、自分都合のヘンな人やするやりとり、というのが透けて見えるんですが、この作家さんにはこう見えるのかな。人によって同じようなやりとりでも人に対しての解釈が違うということかな。
火の鳥 10・太陽編
『火の鳥 太陽編』は、白村江の戦いから始められます。
戦場の狂気が冒頭に描かれてゆきます。
『どろろ』を少し連想しました。
その狂気に運命を狂わされた百済国の青年が、生き延びるために倭の国に渡ります。
彼は、まったく経験も体験もないことを夢で見ます。
いつしか、夢が勝手に動き始めます。その夢の中で、青年は殺し屋になっていました。
過去と現在がクロスしながら物語は進みます。時空間が歪んだようなグロテスクさがあります。
仏教と土着のアニミズムが交錯します。
宗教問題を背景に大胆な手塚史観が展開されてゆきます。
手塚先生の創造の突端をみせつけられているような圧力を感じます。