ドアーズ / まぼろしの世界 [DVD]
劇場公開を知って新宿まで観に行ってきた。
それが意外と早くDVDとなり、日本語字幕版となった。
輸入版とは価格の開きもあるが、そっちはリージョン1だしね。
映画はジムが自分の訃報を聞くという、非常にフィクション的なシーンから始まる。
制作者の意図の入り込まない作品というものはない、しかしオリバーストーンの映画ほど神秘的に偏っているわけでもない。
だからといってバンドの価値が少しでも減じるものではないと感じられた。
既存の映像にこだわって、ドアーズという衝撃的ではあるけれど実在したロックバンドのドキュメンタリーとして成功している作品だと思います。
新しい映像としては、すでに見た人も多いのかもしれないが、近年発見されたという学生時代の姿か。
個人的にはHWYの映像を高画質で観られたことも嬉しかった。
随所に流れる音楽とも相まってテンポのいい編集。
特典はトレーラーと、ジムの父と妹のインタビュー。
The Doors
映画、THE DOORSのサントラアルバムです。
THE DOORの名曲を網羅しており、ドアーズについて知りたいなら、この
アルバムを買えばOKです。
40年経った今でも、全く古さを感じさせません。
彼らの圧倒的なカリスマ性&神秘性をアルバムに感じ取ることができます。
Box Set Vol.1
海賊盤では既出の音源のいくつかが、本作で晴れて正式にリリースされた。Disk11は彼等のレパートリー中でも暴力的な楽曲として知られ、有名なマイアミ事件でのライブを収録したもの。酔ったモリソンの咆哮まじりの説教が凄まじい迫力だが、演奏どころではなくメンバーの困惑ぶりが見えるようだ。これと対照的なのがDisk2のtrack5で、日本人にもはっきり聞き取れるくらい丁寧な詩吟ぶりで、彼の詩人としての自意識の高さがわかる優れた演奏を聴く事ができる。パーカッシッブでラフなDisk1のtrack2、レイがリードボーカルのデビュー前のデモ4,7,10、豪放磊落な歌が光るDisk2.track1、W.ピケット"If You Need Me"からヒントを得たと思われるDisk1.track9等が聴きもの。没テイクのDisk1.track8もコーラスアレンジをもう少し何とかすれば悪くない楽曲だ。そして最終曲の"The End"では例の放送禁止「母さん××したい」をはっきりと歌い、その後シャーマンの踊りを伴うインド的旋律で最高潮に盛り上がるパフォーマンスを堪能できる。この曲の持つ潜在能力と威力を窺い知ることができる一聴の価値ある演奏だ。
遺された音が枯渇しているとはいえ、ここまでするとは正直びっくりした。ドアーズファン以外は初めに選択しない方がよいが、聴きこんでファンになり粗悪なブートレグが嫌なら買うしかない作品だ。
ザ・ドアーズ ライブ・アット・ハリウッドボール [DVD]
「Strange Days」を聴いて”音楽による落ち込み”を初体験した(以降同体験皆無)。ドアーズと同世代では無いが、このDVD見始めて数分でその記憶が蘇った(次第に‘自分は何故?’)。全く別の”音楽体験”をしたければドアーズの作品、出来れば1stと2stを聴いてから。P.S.値段の割りに凄く長い!LASTの”J.モリソン抜き”まで目一杯!