前に進むチカラ
本屋さんで並んでいるのを発見し、ふだん見ない表情の北島選手の表紙に惹きつけられて購入。
北島選手は常に成功していて挫折を知らないのかと思っていましたが、いろいろな苦労をされていたんですね。それでも前向きに生きていく姿がこの本には描かれていて、今まで知らなかった北島選手の人間くささが良く分かって、親近感が湧きました。北京オリンピック後に自ら生活環境やトレーニング環境の変化を選んで、今があることを知りませんでした。自分も自分の人生を切り開いていかなきゃ、と思わせる本だと思います。
<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)
「相手の長所を打ち砕くことこそが勝負脳が求める究極の姿であり、そのための練習は、勝負脳をますます強くするのです」。
金メダルを取ったときの北島康介選手の派手なガッツポーズの写真が帯についている。2年以上前に出版された本なのだが、オリンピック後にあちこちでちょっと話題になっているようなので、読んでみた。
著者は脳外科医で、特に脳低温療法を発見した権威として世界的に有名な存在だということだ。脳と心のメカニズムについては、まだ科学的に十分解明されていないことが多い。よって、このような趣旨で本を書こうとすると、一流の専門家であっても、どうしても証明されている科学的な事実以外の個人的な経験や仮説や意見も交えなければならなくなる。ただ、著者は専門の脳研究に関する部分では科学的に解明されたり有力だと考えられていることを最大限踏まえた上で持論を展開しているので、多少の飛躍はあるし科学の本ともいえないのだけれども、ある程度の説得力はある。
それだけに限定されているわけではないが、主に説明の対象として取り上げられているのはスポーツである。よって、例えば日々の勉強のための参考にということであるなら、同じように脳科学に基づいた説明を行っている池谷氏の本の方が向いているように思われる。ただし、特に本番での勝負に役立つ心構えという視点では、本書の方が面白い。また、脳の動きについて専門的な説明も時々あるものの、わかりやすく書かれていてそれほど難しくはない。「勝てない脳を劇的に変える!」という帯の文句ほどの効果があるかどうかは保証しかねるが、過度に期待せず割り切ってまずは読んだ上で、自分に必要だと思うところがあれば取り入れてみればよいのではないか。
アテネオリンピック 日本代表選手 活躍の軌跡 [DVD]
アテネオリンピックの後見事にハマってしまった体操。今日も演技会に行ってきました。私の好きな柔道も今年は大活躍でした。他にも予想もしていなかった競技や選手が大活躍。まるで日本で開催されている様な気がしてしまいました。値段は少し高くつくけど、9時間収録+フォトブック付きでこの値段なら大満足です。この商品は見送ろうと思っていましたが、今日の演技会の後、絶対に買おうと決めました。これを観て4年後も楽しみにしましょう!