Road to Rouen
ともかく一曲目が素晴らしい。個人的にはスーパーグラス史上ベストソング。スケールの大きさ、前半の気品と後半の攻撃性、歌詞の良さ等、全てが十年選手の風格を見せつけている。もちろん他の曲も、彼らの懐の深さを感じられる傑曲ばかり。良いアルバムだ。
I Should Coco
1995年発表。発売当時は(初期の)XTCの再来などと騒がれ,スリーピースで多彩に展開する曲を勢いで押しまくるところがうけていましたが,むしろ,"Mansize Rooster"や"Alright","She's So Loose","Sofa (of My Lethargy)"などのわりと古臭いブリティッシュ・ロックのフォーマットをきっちりと消化できるところに才能を感じたものでした。
ダイアモンド・フー・ハ
前作からどうなることかと思いきや、やってくれましたスーパーグラス。みんなが持っているスーパーグラスのプロトイメージに応えるアルバムだと思います。ポップでラウドでパワフル!でもスーパーグラスなので、前に聴いたようなレコードはつくりません。グラム色(ボウイ色)がぐぐっと濃くなって、よりワイルドで男気溢れる仕上がりになってます。田園の小猿がオランウータンに進化して、大都会の夜を闊歩してる感じ。かっこいいです。
スーパーグラス・イズ・テン-THE BEST OF 94-04
新曲を出すたびに裏切らない。GAZの歌い方はとてもセクシーだとわたしは思う。デビューシングル『Caught By The Fuzz』の元気いっぱいのSUPERGRASSからだんだんと大人に成長していくSUPERGRASSが、このCDで感じられた。
イン・イット・フォー・ザ・マネ
97年に発売された2ndアルバム
この時期、ブリットポップ低迷期とまで言われたくらい、ある意味荒んでいた時期です。
そんな低迷期に発売された2nd、どう出るかな?と期待したアルバムでした。
いや。期待通り!前回の1stでの荒削りな所を確実に埋めていくように、グングン成長したのが見受けられるのに、良い所はそのまま残ったサウンド、さすがです!
このブリットポップ期、彼ら独自の個性を活かし、最後には『ブリティッシュ・ポップ・バンド』の確固たる地位を築いたのだからホントに凄い!!!
1stに比べて、凄く厚みを増したと思えるこの2nd、かなり聴き応えがあります。
今回2ndではギャズの実兄、ロブのキーボードで前面参加していて、それがまたかなり良いです!
GOING OUTなんかを聴いてもらえれば分かると思います。
とっても素敵でかなりイイ感じに仕上がってると思います♪
『Richard III』何かは、これ独特のスーパーグラスのサウンドです!
彼らはUKシーンにおいて、もっと大きくなると期待せずにはいられない。そんな2ndでした!