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Another Days~9 Music Videos and A Short Movie~ [DVD]
CDを購入された方はご存知だと思いますが、美しい画像はビデオクリップでも同様であります。川村さんの透明な、透き通った世界観が美しい風景と共にご覧いただけることでしょう。
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LOVE SONG(初回生産限定盤)(DVD付)
恋愛ソング自体が、あまり好きではないです。
世の中、安っぽい陳腐な恋愛ソングが多いです。
それに、「ずっと君だけを愛するよ」的なウェディングソングは溢れているのに
その後の結婚後の曲ってあまりないでしょう?
それよりも不倫を美化するような、つまらない歌はありますけれど、
ファンモンの恋愛曲って、そういうドロドロ、ベタベタ感がないのは好きです。
でも正直なところ、彼らの応援曲に比べて恋愛曲は...?って思うところはあります。
応援歌は、ストレートさがいいと思いますけれど、
恋愛曲は、好きだ愛しているとかいう言葉より風流心を取り入れてほしいです。
そうでなければ、詩心のない素人にでも思いつく
日記のような歌詞に思えてきます。
でも今回の歌、サビから始まっていない、
Aメロから入るという、ファンモンには少ないパターンなので
その部分での新鮮な感じは、あると思いました。
それと、この歌は片思いの歌かな?と思ったんですけれど、
それなら嘘くさくなくて純粋な歌詞だと思います。
でも彼らの恋愛ソングは爽やかな感じなので、
最近流行っているような恋愛ソングよりは、いいと思うんですけれどね。
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しあわせになれるうた
素敵な曲ばかりで、本当に「しあわせ」な気分になれます。
特に2枚目の2曲目(加藤ミリヤのLove is...)が、お気に入りで
繰り返して何度も聞いています。
クラッシックの「カノン」をモチーフにしていますが、「カノン」も
自分のお気に入りなんです。
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around the PIANO
泉谷しげるの「春夏秋冬」を、こんな風に
しかも、ケミストリーの堂珍さんを加えて
デュエットでカバーするなんて、
川村さん以外の誰が思いつくでしょうか?
思いついても、これだけ高度なカバーに
仕上がりませんよ、ふつう。
このアルバムは、豪華ゲストだらけで
企画ものになりかねないところが、
川村さん自身の魅力で、見事なトータルアルバム
になっています。
「夜空のムコウ」もこの、リクオさんとの
バージョンが一番、な気がします。
とにかくゲストの人選がニクイ!!
川村さんは熱心に、他のミュージシャンの方の
音楽に、耳を傾けていらっしゃるのだと、
想像します。
見栄とか、ゲストに頼ろう、とか
全然考えてないんんでしょうねえ。
ある意味プロデューサー感覚なのかも?
しかし、「春夏秋冬」を泉ちゃん本人は
聴いたんでしょうか?
泉ちゃんも川村さんも大ファンの私には、
そこが気になる!!
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Pianoforte
skoop on somebodyの本領が発揮された作品。個人的な事を言うと、「僕が地球を救う」のヒットの影響とその流れを汲んだシングルとアルバムは好きではなかった。私は半ば反動的にしばらくskoop〜を嫌っていた。耳に残るのだが、大していい曲ではない歌謡ポップス的な傾向に走ってしまい、それが以前の(改名の以前〜直後の)楽曲たちの印象と完成度とあまりに違ったからだ。
今作では、無駄に大仰なオーケストラ風のストリングスは消え、安いプログラミングのサウンドが無い。ゴキゲンなアップテンポが目立つ。ゴスペル、ソウルやファンク、R&Bのようでありながら、歌謡であり、ロックであり、時に川口大輔のボッサのような綿密なラテンフレーバーも伺え、彼らの進化がわかる。前二作と比べると、確かに積極的に志向性の高い音楽をやっているが、ただ彼等は「SKOOP」の当時からウワモノをループさせたりするヒップホップソウル的な趣をもっていたので、その意味では深化でもある。しかし結局のところ、彼らは自分達のやりたい音楽をやっているだけだろう。セールスはおそらく二の次だ。それが普通は困難なことだ。彼等はやりたい音楽をやることで自分達の音楽を楽しみ、掘下げてくことができる。その意味で、彼等は確かで、オリジナルな音楽家だ。
最近ヒップホップやR&Bなどのブラックミュージック(ふうのもの)が日本で流行っているので、今、時流が彼らに有利な方向に向かいつつあるのではないか。