臨死!!江古田ちゃん(3) (アフタヌーンKC)
私は1巻で受けた衝撃(笑撃?)があまりにも強く、2巻では江古田ちゃんの「コアさ(現実ばなれした妄想癖とか…)」が若干薄れた気がしていたのですが(2巻も嫌いではないです)3巻では冊子自体の厚さは少々薄くなった気がしますが内容は充実していると思います!
特にモッさんやサムとのネタがより奥深くなっていてお気に入りです。
また、江古田ちゃんお得意のちょい(ちょい…か?)エロネタもいい意味で凄みを増してる感じがしました。
開いてすぐのカラーページも大好きです。
…世間一般で男性ウケする女性に感じていた違和感に結論を出してくれた江古田ちゃん…私がいままで出会ったマンガの中で「出会えてよかった」「何度でも読みたい!読める!」と思えたマンガはこれがはじめてです。
臨死!!江古田ちゃん(5) (アフタヌーンKC)
3巻から身の回りにいる痛い人たちネタが増えた。
4巻はさらに身の回りにいる痛い人たちネタが増えた。
5巻では身の回りにいる痛い人たちが愛せるキャラになってきている。
姉、イラン人、アメリカ人、男たち、猛禽、友人、パブの客・同僚などなど。
続きが楽しみになってきた。
臨死!!江古田ちゃん(4) (アフタヌーンKC)
1・2巻は江古田ちゃんの自虐ネタが多かったが
3巻から身の回りにいる痛い人たちネタが増えた。
4巻はさらに身の回りにいる痛い人たちネタが増えている。
だんだん飽きてきたが5巻でどういう内容に変わっていくのか楽しみでもある。
臨死!!江古田ちゃん(6) (アフタヌーンKC)
かつてナンシー関氏はダウンタウンを評して、独特の物差しを持っており、そしてその設定位置が高い、と言った。
その物差しは社会のコンセンサスを必要としない、世に迎合する必要がないものだ、とも。
今私は同じことを瀧波ユカリ氏に感じる。
「臨死!!江古田ちゃん」のキーファクターは氏の独特の感性であり、氏の人間社会に対する意見表明がこのマンガの要諦、魅力そのものである。
フェミニンで、ガーリーで、リベラルで、基本的に人間に対する愛がある。
それはマンガ界が初めて体験する感性である。
ナンシー氏のダウンタウン評から20年、ダウンタウンの「物差し」はいまや笑いの世界のスタンダードとなった。
「臨死!!」もはや6巻。その感性はマンガ界における確固たる一ジャンルとなりつつあるのかもしれない。
少なくとも瀧波氏にはまだまだ世に発信したいことがあるようで、さらなる続刊を期待する。