ロンリー・アヴェニュー
前作、「Way To Normal」の雰囲気に似ている…が、どちらかと言うと、「Song For Silverman」の作風に似ていますね。
「Song For Silverman」の発売当初は「BFFの頃のベンちゃんはどこへ行った?」「作風が切ないものばかりOr暗いものばかり」と言う意見ばかりでした(僕もそう思ってた汗)が、ここ最近聴き返すと、そんな評価を吹っ飛ばすほど素晴しい作品です。まぁ、あの頃より世の中と私たちが色んな意味で変化したから、違った見解になったから…
話はずれましたが、この作品はあくまでも、「Ben Folds+Nick Hornby's」による作品で、完全な「Ben Foldsのソロアルバム」ではないので、あしからず(まぁ、Nick氏は作詞のみなので、ほとんどBenのソロと同じなのですが、個人的にはBenの作詞が好きなので…)
曲風は6:4で切なさが多いです。しかしサウンドは今まで以上にシンセやエレピなどを多く使っており、新しい方向へ向かっております。
個人的には繰り返し聴いて良さがわかる「スルメ盤」だと思います(一回目通して聴くと、物足りなさを感じますが、繰り返し聴くとクセになります。)
と言うことで個人的には大満足なので、星FIVE(Ben Folds Fiveだけに汗)
ベン・フォールズ・ライヴ [DVD]
同タイトルのCDも出ているが、実際には収録場所などが違っているところもあり、ファンは要注意。
また、もともとは米国版CDのボーナス扱いだった映像が基になっているので、曲単位に映像も粗く編集されている部分などチープな点もあるにはある。
が、そんなことを補って余りある爽快なライヴがここには記録されている。ピアノ1台とベン・フォールズ。舞台にはそれだけしかない。しかしファンとのコールアンドレスポンスも含めた圧倒的なダイナミズムがある。「ARMY」でのエンディングの多重コーラスをベンの指揮によりファンが大合唱する場面は興奮を禁じえない。
かと思うと、繊細でセンチメンタルな雰囲気でシットリとバラードを歌い上げる場面もあり、ため息が漏れる。「エディ・ウォーカー」はその白眉といえる。
こうしたピアノ1台でのコンサートで、ロックからバラードまで多彩に聴かせる手法は、あのエルトン・ジョンが60年代後半から数年かけて確立したが、ベンは、その正当な系譜を継ぐと共に、新たな地平を開かんとする活気に満ちている。まさにこれからが彼の本領発揮となるだろう。
Ben Folds Five
ピアノをメインにした人っていったら、ビリー・ジョエルとか、エルトン・ジョンとか、シンガー・ソングライター系の人ばっかりが思い浮かびますが、BBFは正真正銘の「ロック」です。疾走感がたまらないです。まあ、聴いてみましょう。
ディア...ピュア&センチメンタル ソングス
「離婚弁護士」「離婚弁護士II」それぞれの挿入歌が1枚にまとめて入っていたのでそれだけで目的は達成したのですが、他にもどこかで聴いた曲(「プラダを着た悪魔」など)や聴いたことないけど感じのいい曲がいっぱいでかなり得した気分になりました。
普段あまり洋楽は聴かないのですが、こういうところから入るのもいいかな、と。
グッド・ロッキン・トゥナイト~サン・レコードの栄光 [DVD]
マイナーレーベルの歴史をドキュメント化したDVDとして、企画ものとしてはありかと思います。
ただ、歴史をアーティストで辿るべくもう少し過去の所属アーティスト演奏シーンがあっても良かったと思います。
内容の大部分は、老人になったSUNレコードの創始者Sam Phillipsと創業時の仲間たちとの昔話を収録した内容で、これで2時間はちょっときついかな。
一応、見所としてPaul McCartney,Ben Folds, Mark Knopler,Robert Plant,Kid Rock,Matchbox 20らによるSUN代表曲のライブがありますので、これは貴重な映像と思います。
15年ほど前に実際にSUN Stuidoを訪ねたことがあり、今回の映像(ただし10年前の映像ですが)でも当時と変わっていないことが見れて個人的には満足ですね。