ぼくんち オリジナル・サウンドトラック
~映画のサントラとしては珍しく関西のミュージシャンだけを集めて作られています。どのアーティストも個性派でそれぞれ映画の内容に負けず個性的な曲を提供しています。特にオススメなのがkaja&jammin'と言うバンドで関西では知る人ぞ知るといった感じですがかなり濃いレゲエサウンドに個性的なボーカル、そして唯一ライブ音源を提供しているところからもその実力~~の高さが伺えるといっても良いでしょう~
毎日かあさん(Blu-ray Disc)
西原さんの元夫鴨志田さん原作の「酔いがさめたら、うちに帰ろう」(以下、「酔いさめ」と略)は、原作が自叙伝的小説。鴨志田さん(夫)目線で、アルコール依存症を克服し家族の元に戻るお話。アルコール病棟に入院することに。やがて、そこで出会った風変わりな患者たちや、個性的な医者たちとの話が中心で淡々と進みます。
毎日かあさんは西原さん(妻)目線で、家族を守ってアルコール依存症の夫を受け入れるお話。夫はひたすらダメな奴です。実際、ダメなんですけど。(苦笑)
私としては「酔いさめ」でアルコール依存症を克服する段階を観ていたからこそ、本作で西原さんが子供二人を守っている姿に涙しました。本作は、基本的に子供のことも夫のことも含め、基本的に明るい。ただ、笑いをとるシーンがスベることも多かったように思います。
本作は決して悪くはなかったですが、どうしても「酔いさめ」の映画としての出来のよさと比べてしまいます。
しかし、4歳の娘フミ役の子が上手いし可愛いく、なかなか良かったこと。そして、エンドロールに使われた写真の数々。それで本作の評価ポイントが随分上がりました。夫鴨志田さん役の永瀬正敏自身が撮った写真なんですが、不器用で照れ屋で弱虫で強がりで、誰よりも正直者。それでも家族みんなに向かって、へたくそな愛情を懸命に注ごうとしてる。一緒にいるときは何にもわからなかった深い深い愛情がそれぞれの写真に焼きついているようで、なんだかジンワリしてしましました。
パーマネント野ばら [DVD]
周りの個性的な女性たちに彩られた素敵な映画です。
少し重たく感じる映像美が全編を通して貫かれ
ラストの衝撃がより強調されています。
シックスセンス的などんでん返しに、
登場する女性たちの心の奥が感じられる巧みな技法と
感じられました。
旅館で逢引する場面の映像は秀逸です。
わたしはその場面を10回以上は繰り返して見ました。
ぜひ女性の方にはお勧めします。
週刊とりあたまニュース 最強コンビ結成!編
「反経済学的発想」・・・Lose−Win
「誰かがトクをするとその裏では別の誰かがソンをしている(松尾匡著『対話でわかる痛快明解経済学史』)」
●西原理恵子氏
公務員は逃げのプロです。・・・絶対つかまりません。
●佐藤優氏
官僚は国民の税金を収奪して生きている吸血こうもりのような生き物だ。・・・
外務省には、本俸と別に在外手当という「第2給与」がある。・・・
投資をすることなく、役所からの給与で家を4軒買うくらいのカネは外務官僚ならば簡単に貯まる。
『国家の罠』の映画化・・・気絶する外務官僚がでてくるかもしれないw
「有名人になる」ということ (ディスカヴァー携書)
この方の本は第一作から計10冊くらいは読んでいますが、
残念ながら一度も面白いと思ったことがありませんでした。
一時は大ブームだったので、
自分の感覚がおかしいのかと思っていましたが。。。
しかしこれは面白いです。
ありそうでなかった、というより
書ける人が限られてますから。
内容自体は、
有名人でない我々でもなんとなく
想像がつく範囲のことではあるのですが、
やはり実体験を持った人からの話は説得力があります。
たぶんこれを読んで「有名人になろう」と
決意する人はほとんどいないと思いますので、
その点では実用性は低いのですが。
しかし読んでいて印象に残るフレーズや
考え方がかなり多くありました。
これはこれまでのこの著者の本にはなかったことです。
勝間さんが有名人を目指した理由が
起業に失敗した苦しまぎれだった、という話が
最初に来ているのもよかった。
これまでの勝間さんの本の出だしは
自慢に聞こえるような話か、
あるいはご自身がこの本でイヤだと言っている
「ダメダメだった私がこれをしたら今ではこんなに」
系の話ばっかりでしたので。。。
それに比べると、今回のは真実味があり、
全体の説得力を増すのに寄与しています。
まあしいていえば、
あまりフレームワークっぽい書き方、単語を出さないほうが
よりよかったのではと思いますが。
一般化しにくい事象を無理に汎用化しようとしているように見えますんで。
西原さんのイラスト、コピーも秀逸です。