須藤妖精た~ちゃんの直撃動画リスト

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おすすめベスト10!
1.P-70
2.パンツァーフロント
3.Asia
4.Beautiful
5.神尾葉子
6.YLANG YLANG
7.アーマード・コア2
8.
9.Boy Meets Girl
10.NIGHT HEAD

魔女狩り (岩波新書) 中世キリスト教国の異端審問の歴史における「魔女裁判」について記述されている。「世界国家」統轄のために作った異端審問制度により、いつしか魔女は異端者であるものとされ、「魔女裁判」にて残虐な拷問・処刑を執行されるまでになった。衝撃的だったのは、「ヒューマニズムと実証主義のルネッサンス時代は、一方では残虐と迷信の時代であった」との記述である。ルネッサンス時代は近代科学の始まりであり、多くの著名な科学者がいるが、彼らまでもが「魔女裁判」肯定派であったとは信じがたいことであった。また、1)知識はその所有者次第で最高の悪徳となる、2)狂信と政治が結びついたときの恐ろしさを認識すべし、3)科学の敵は宗教でなく神学的ドグマである を歴史的教訓として理解できたことはよかったと思う。

漆黒泉 (文春文庫) 石油をめぐる戦い。
時代は11世紀の中国、宋。
婚約者を殺害された女性が、婚約者の意志を継ぐべく、
使用人、女優、老学者、兵器技術者と手を組んで、
婚約者の政敵である権力者を誘拐するのだが、
いずれも一癖二癖あるチームで
違いに腹を探り合い、虚々実々の駆け引きを繰り広げる。
誰が味方で、誰が裏切るのか、
誰が騙し、誰が騙されたふりをしているのか
スリリングな展開でワクワクします。
ただ、テレビの時代劇のようで、もう少し時代の香りが欲しいと思いました。

タッチング・フロム・ア・ディスタンス―イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン なぜかレビューが一つもないので、アントン・コービンによるJD映画公開を控えて一筆。
本書はジョイ・ディヴィジョンというよりはインサイド・ライフ・オブ・イアン・カーティス
である。イアンの死後15年を経て妻のデボラが綴ったものだ。翻訳上の意志も反映されて
いるだろうが、それにしても静かに、粛々とカーティス夫妻の葛藤が一部関係者の証言を
交えながら語られるだけだ。憶測は最小限に抑えられ、感情的表現も数少ない。故に、本書を
読んでもイアンの病理(精神的、肉体的)が、どこから始まり、なぜに酷い形で顕在化した
のかはさっぱり分からない。もちろん自殺の真なる要因も(すでに僕らが知っていること以外は)
書かれてはいない。カーティス夫妻、そしてJDの話でなければ、もしかすると決して珍しい
悲劇でもないのかもしれない。


それでもJDの音楽を知る僕らは、読み進むに連れ、如何にイアンがグラディエーションの
ように分裂した暗闇の存在であったかは生々しく伝わってくる。様々に起こる(ほとんどは
繰り返しの)出来事の日付が明解であり、その日へと思いを馳せることもできる。かなり克明に
綴られているため、カーティス夫妻自らの激しい混乱と動揺に気が滅入る。


イアンの死の当時、僕はまだJDの曲は『ラヴ・ウィル・テア・アス・アパート』1曲しか
聴いたことがなかった。FMラジオで流れていたのをたまたま録音していただけだが、
「愛が再び我らを切り裂く」という歌詞に少なからぬショックを受けた。「愛の不在が
再び我らを切り裂く」のは子供でも想像ができたが、「愛が」・・・なぜなのか?
いや、今でもイアンの真意は測りかねる。


本書を読めば、少なくともイアンは自分を抑制(コントロール)できなくても、自分が書く詞
(詩)だけは抑制できていたことが明らかになる。現存する、未発表を含む全詩詞が収録されて
いるのはありがたい(詩詞の翻訳にはかなり疑問があるので、英語原文が先に掲載れているので
そちらを読んだほうがいいだろう)。ザ・スミスのモリッシの詞はかなりイアンに影響されている
と感じた(彼には悲劇を笑い飛ばす戯曲的なユーモアがあってよかった。。。)


デボラの語りは前半の150ページ程度(つまり、イアンはそれだけ若くして死んだ、という
ことだ)で、後半は詩詞やディスコグラフィ、ライヴ・リスト。訳者の前書きも後書きもない、
潔い一冊だ。


それにしてもチェット・ベイカーの「終わりなき闇」と同じくらいに気が滅入る一冊でもある。


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