I'm With You
いつの間にか、レッチリの中でジョンの存在は大きくなっていて、
カリフォルニケイションの帰還で、それはより如実になった。
バイ・ザ・ウェイで昇華されたレッチリサウンドは、
「大人しすぎる」という往年のファンクファンの意見すら
ライヴで見せる鬼神の如きジョンのねちっこいソロが吹き飛ばしてしまった。
ジョシュが入って、サマソニで見せた今年のパフォーマンスは、
残念ながら違和感以外のなにものでもなかった為、このアルバムも不安がつきまとった。
そんな、はなっから「ジョンのいないレッチリなんて」という先入観を持って望んだこのアルバム。
どうして受け入れることができるんだろう。
サウンドからして、ジョン不在は明らかだし、これが前進と呼べるのかどうかは疑わしい。
でも・・・「自然な変化」なんだよなあ。
意図的にジョンの穴を埋めようと躍起になっているわけでもなく。
随所にアトムズの色も見え隠れするので、フリーの武者修行(?)の成果か。
それら全てがむき出しになったレッチリの音。
積み上げたものは「守るべき名声」じゃなく「キズだらけの経験」だったってことだ。
惜しげもなく、それらが表現された音を聞くことが出来る今作は、
不自然にバランスを図ろうとした前作よりも遥かに美しい。
ライヴ・アット・スレイン・キャッスル (初回限定特別価格版) [DVD]
少し前までのred hot chili peppersの印象はベースがめちゃくちゃファンキーでベースがかっけぇなぁ、という感じだった。
それが"californication"あたりからメロウな感じの曲が増えてきてギターが前に出てきたように感じる。
昔はレッドホットのギターは存在感ないなぁと思っていたが"californication"でそれは間違いだと気づき始め"by the way"でそれが間違いだと確信した。
このライヴDVDではそのギターのジョンの素晴らしさがよくわかる。まさに”鬼神”という言葉が似合う表情、弾き方でギターを掻きむしる姿には圧巻させられる。もちろん少年のようにはしゃいでファンキーなベースを弾くフリーも必見だし、安定したパワフルなドラムのチャドも、歌唱力が上がって様々な歌い方を使い分けるヴォーカルのアンソニーなどすべてが見所だと思う。
この作品ではRAMMONESへのトリビュート盤CDに収録された"havana affair"が聴けるし、CLASHの"london calling"のイントロが聴けたりとパンクなどのいろんなジャンルの音楽が自分たちのルーツにあることを示している。(過去にもそうしてきていたが)
前のライヴDVD”ライヴ!!-オフ・ザ・マップ-”と見比べたらジョンのアーティストとしての成長や、アンソニーがいかに大人になったかがよくわかるだろう、フリーは相変わらず子供のようなはしゃぎようだが・・・(笑)
レッドホットファンのみならずロックファンなら必見と言っても過言ではないはず。
Red Hot Chili Peppers: Greatest Hits
丸いtranscribedのロゴが入ったスコアは洋書にありがちなギタースコアやベース譜、
もしくはメロディー譜のようなモノではなく、各楽器パートを含む所謂バンドスコアです。
特殊な場合を除き、ギターやベースパートにはTAB譜がちゃんと付いてます。
2010年10月現在、「なか身!検索」で閲覧できる内容は、別の商品:ギタースコアの内容ですね。
完全に間違っています。
1. Under the Bridge
2. Give It Away
3. Californication
4. Scar Tissue
5. Soul to Squeeze
6. Otherside
7. Suck My Kiss
8. By the Way
9. Parallel Universe
10. Breaking the Girl
11. My Friends
12. Higher Ground
13. Universally Speaking
14. Road Trippin'
15. Fortune Faded
16. Save the Population
同名ベスト盤の全曲を採譜、選外になった曲なし。