ウォータールー・トゥ・エニウェア
ベイビーシャンブルズに負けずこっちもいいアルバムでした。
リバティーンズでのアイ・ゲット・アロングみたいな
カールっぽい曲が満載とゆーかそれバッカなので、
ピーターっぽいミドルテンポの曲は期待しちゃダメです。
1曲も休まずに最後までガーッといきます。
だから人によっては緩急が欲しいと思うかも。
リバティーンズほどじゃないけどこのバンドもいいので、今度はずっと
続いたらいいな。
ロン・パリ日記―Dirty Pretty Things
アラーキーによる、ロンドンとパリの写真日記。もちろん、よくある「旅の記録」からは遠く、写真というメディアである以上「記憶」という曖昧さも、そこには無い。ただただ広がっている光景は、「都市」とそこに住む「人々」、たまに「裸体」。おもしろいのが、それらとアラーキーとの距離感。主観も客観も関係なく、カラダにしみこんでくる異国の匂いを写真で表現しているようで、なんだか「旅」をしているアラーキーの横にいるような気分になる。ARTをとっくに超えた、素敵な写真集である。
巻末に用意されている文章日記もまた、文筆家アラーキーの才能を一読できます。ぜひ。
堕天使のパスポート [DVD]
良質の映画を観ると体が軽くなったような気がする。ラストシーンのオドレイ・トゥトゥの口の動きが筆舌に尽くしがたく、涙があふれてくる。多分自分の感情に素直に生きることが簡単に見えて、実は一番難しいことだと、そんなことを、感じさせる映画です。