【SANWASUPPLY】「これで充分!!」なサイズの縦型超小型光学・レーザー対応のマウスパッド(オレンジ) MPD-T1D
22インチディスプレイ、1680x1050、マウス速度初期値-1で使用していましたが、文字通り「これで十分」です。誤動作もありません。
SXGAとのデュアル(横)にすると流石に横が足りなくなりますが、2枚並べて裏面をコピー用紙+両面テープで連結することで対処できます。
安価ですし、マウスパッドに場所を取られたくないという方にはお勧めです。
ファイナル・ファンタジー ~ヴォーカル・コレクション 1 PRAY
たとえば、流行だからといって、何でもかんでもオーケストレーションすればよいわけではないように、いい曲だからといって、そこに詩を付けて歌ったからといって必ずしもよいわけではありません。それがかえって、元の曲の魅力を半減させることだってあるわけです。
その点、このヴォーカル・コレクションズは、ファイナルファンタジーの音楽を巧みに昇華し、よりいっそう魅力あるものにした名盤であるといえるでしょう。何よりも、子供だましに(乱暴な表現で恐縮ですが)どこの馬の骨かもわからないような歌い手を起用したり、逆に流行歌手を起用したりすることなく、大木理沙さんという、実力がありながら、これまで裏方的に歌っていらした方を採用したことが成功の一因です。やや低めの声ながら、声量のある彼女の声は、先入観なしに素直に心に響いてくれますし、何よりも壮大なファイナルファンタジーの物語を歌うにふさわしい、豊かな声の持ち主だといえるでしょう。
曲の編曲も秀逸。まず「1. プレリュード」で、一気に作品の世界に引き込んでおいてから、少し心を休めた後、「4. 地の放浪者」で雄大な曲を聴かせてくれます。一方で5. 光の中へ」のような繊細な曲もあり、中盤の曲たちへつないでいきます。そうして「10. Pary」という、このアルバムのサブタイトルにもある曲で、ファイナルファンタジーのテーマが流れるわけです。優しい豊かな声であると同時に、力強いその歌は、傑作です。
最後は、「11. Nao Chora Menina」で静かに終わるのですが、しかし、この構成、本当に素晴らしいと思います。昨今、ネットワークを通じて曲が一曲ずつ取引きされてしまう中、なぜ、わたしたちがアルバムを買うといえば、こういったアルバムという「組曲」としての魅力があってこそだと思っています。非常に完成度の高い「組曲」です。