Lonely Planet Central Asia
第3版との一番の違いはアフガニスタン編がカットされ、
中央アジア5ヶ国のみの情報になったこと。
(アフガニスタンはLonely Planet Afghanistanとして発行された)
前版には載っていなかった地域や町の情報が増え、
地図も豊富で少し精度が高くなっている。
カザフスタン北部やタジキスタン東部の情報は、
あの「旅行人ノート」でも少なく十分とは言えないが、
この本にはそれが詳しく豊富に載っている。
この1冊があれば中央アジアを隈なく周っても十分事足りるだろう。
D15 地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々 2011~2012
0.9mmのタイプを買いましたが,書き味が鉛筆を同じで非常に快適です.
あえて,良くを言えばカチカチ音がもう少し上品だと良いかな..ぐらいです.
ただ,値段を考えると費用対効果は抜群と思います.
ウズベック・クロアチア・ケララ紀行―社会主義の三つの顔 (岩波新書 青版)
復刊されていたので慌てて購入して一読。別の評者も指摘されていましたが、45年前の著作とは思えない鋭い分析。この著作が並みの旅行記と違うところは、きちんと数字を示して状況を分析していること、謙虚な仕方ではあるが現地の人々とちゃんと議論をしていること。
羊の歌を学生時代に読んだきりでほんとに久しぶりに加藤周一さんの著作を読んだ次第ですが、やはり確固とした姿勢・原則を持った人の言うことは違います。
その後のユーゴやウズベックの事態を加藤さんがどのように考えていたのか、知りたくなりましたね。
UFO少年アブドラジャン [DVD]
ゆったりとした時間が流れるこの国にUFOなんて似合わないと思うかもしれませんが、映画の中の人々の気さくさや純粋さやアルミのバケツで作ったようなUFO、ほうきで飛んでいく人を見たらこの映画が大好きになると思います。ほんとうにかわいい映画です。アブドラジャンが星に帰っていくシーンには少しうるうるときます。
地球のどこかの秘境から!? 不思議を求めて世界を旅する、泣き笑い4万キロ
圧巻は第3章のヒマラヤトレッキング編。世界最高峰に連なる5000メートル級の頂に、登山の素人の筆者が、15日間に亘り挑戦した記録が日記の形式で綴られたもの。高山病に因む激しい頭痛、吐き気、寒気、怠さでボロボロの酷い身体状態に陥りながらも頂を極める後半部は、惹きこまれ、我を忘れて一気に読んでしまった。この15日間の過酷な環境での活動記録は、まったく脚色せず全てありのままストレートに表現されていると感じる。高山病と体調、高山でのトイレ事情、トレッキング行軍における衣食住の状況、シェルパ族の特殊な立場、チベット文化・仏教を大学時代に学んだ筆者が、何も邪悪なものが無い環境で、「命」について純度の高い自分自身との直接対話を行ったことなどが包み隠さず述べられており、それが精度高く迫力有る臨場感を読者に与えていると感じる。